つづき さくじ
『ミニチュアアート プロジェクト２０１９』
2019.12.17 - 2019.12.23
[WEST ArtCorner]
可愛いサイズの絵画が多数飾られた、つづきさくじさんの展示会。動物や建物など様々描かれています。この小さな作品群をご紹介します。
つづきさくじさんの作品はとても小さく、ミニチュアの世界を堪能できます。驚くのは作品が小さくても絵の精密さが大きい絵画と変わらないというところです。その為、作品が小さいという感覚よりも鑑賞者側が小さくなったような感覚で楽しむことができます。
こちらの作品はブローチのような小さな円型に猫が描かれており、毛並みまで細かく描かれています。ただでさえ小さな支持体に小さく描かれた猫はルーペで見る程のサイズです。こんなにも小さい猫ですが、可愛い表情はしっかりと描かれています。
こちらの作品は、建物の外から中を覗き込んだ時の視点で鑑賞できます。中はライトアップされ、本当に部屋に飾られているようです。絵だけではなく部屋自体もミニチュアになっており、街を散歩している感覚になります。
ヨーロッパの風景を描いた作品も展示されています。つづきさんは実際にフランスへ行き、街並みを散策されたそうです。フランスの歴史や空気を肌で感じ作品へと形にしていく様は、ペインターとしての説得力と熱い姿勢が伺えます。
もうお気付きかもしれませんが、小さな絵画の額もつづきさんの手作りです。額だけでも細かな作業で驚きますよ。また、偉人の絵画模写もされるそうで、模写をすることで光の描写や色使いなど様々なことに気付かれるそうです。
写真ではなかなか小ささを伝えきれない為、分かりやすいようにつづきさんが100円玉を置いてくださいました。これでどれ程細かく描かれているのかお分かりだと思います。小さな絵画のなかには、とても広大な風景が広がっており、日本の田園風景の四季を楽しめます。
絵画作品と立体作品のどちらからの角度でも楽しめる作品群が並ぶミニチュア絵画の展示会。今回の展示は驚かされることばかりでした。今後、つづきさんのミニチュア絵画がどのように進化していくのかとても楽しみです。
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［ WEST ArtCorner ］
Staff Chi
