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『BUNGU展』



『BUNGU展』
2019.2.15-2019.2.17
[EAST 102]

武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科の有志により企画された本展。
「Stationary and Stationary」をテーマに、各々が考える未来の文房具。
そのプロダクトたちは非常に実現性が高く、まさに隙間をつつく「こんなの欲しかった!」文房具が勢ぞろいです!




こちらは原田夏実さんによる「Ototsu」というペンのデザイン。
最近はボールペンでも詰め替え用が販売されているなど、ペン本体を使い捨てることも少なくなってきました。
長年同じペンを使用していると、ペンの太さを書いた文字部分も薄れて見えなくなったことはありませんか?
そんなお悩みを解決してくれる優れものがこちらの「Ototsu」!
ペンクリップの部分の凸凹でペンの太さを見分けることができるそう。
筆箱から取り出す時も一目でわかり、かつシンプルでペンを大事にしたくなるデザインですね。



こちらは池田峻也さんの「pacase」という文房具。
網目のように折り重なったこのカバンのような文房具、実は筆箱なんです!
筆箱の中って、幅のある修正テープやハサミ、ペンやのりなど、体積に幅のあるものがたくさん入っていますよね。
ぎゅうぎゅう詰めになってかわいそうな文房具たちの救世主がこの筆箱、「pacase」!
網目にそっと挟んでいき、折りたたむとカバン状になって落ちない崩れない!
カバン状なので移動教室にも持ち運びが便利ですね♪



こちらはAimoto Takuyaさんによる消しゴム、その名も「Share gom」。
その名の通り、消しゴムをちぎってシェアすることができるのです!
学校の教室で、よく隣の子に消しゴムを貸し借りしていませんでしたか…?
あまりにも忘れるもんだから、亀裂の入った消しゴムを分けてもらったりしていませんでしたか…?
この「Share gom」は、そのビジュアルから気軽にちぎってシェアすることができるのです!
隣の子が「Share gom」を持ってるからって、毎回忘れちゃダメですよ?



こちらは大澤いぶきさんによる、「役に立たない文房具」。
文房具とはそもそも利便性からその役目を得ているはずですが、その概念を180度覆した作品。
役に立たないものは、本当に不必要か?そんな大澤さんの疑念から生まれたプロダクトたちは、
奇天烈な形をしており、一体何の文房具かわからないものも。しかし、奇形のビジュアルにどことなく惹かれてしまいます。
シュルレアリスムを想起させるような非常に概念的でユーモア溢れる文房具です。



水垣佳耶さんの付箋。
一見付箋に穴が空いているだけに見えますが、あなどるなかれ。
この風穴で、無限の可能性が広がります。
手帳に貼ったり、フックにかけたり、細手のペンも挿すことができるそう!
マスキングテープのように、可愛いデザインの紙などができると、「思わず使いたくなる!」という付箋にもなりそうですね♪

どの作品も、痒いところに手が届く、こんなの欲しかった!と思わず言ってしまうものばかり。
数年後、もしかしたら私たちも日常的に使っている…かも?

本展は2/17(日)まで。

見て楽しい、使って楽しい、文房具の奥深さに触れてみてください♪

<スペース詳細はこちら>

[EAST 102]

staff kome