バナーエリア

このブログを検索

文化学園大学ジュエリーメタルデザインコース3年 『文化学園大学ジュエリーメタルデザインコース3年次修了展』

『文化学園大学ジュエリーメタルデザインコース3年次修了展』文化学園大学ジュエリーメタルデザインコース3年
2019.1.26-2019.1.28
space:WEST 2-A


 文化学園大学ジュエリーメタルデザインコースの学生さんの一年間の作品を展示中。
学生それぞれの個性が光る展示はWEST 2-Aで開催中です。


文化学園大学ジュエリーメタルデザインコースでは、ジュエリーや金属装飾に関する技法や知識、歴史などを学べる数少ない大学です。
今回は学生たちが、一年間に授業で制作した課題作品を6種類展示していました。

上の作品は、象嵌や打ち出しという技法を用いて作られたペンダント。課題テーマは「動物、植物」だそうです。
存在感のある大きめのペンダント。
また、黒いTシャツもデザインし、Tシャツと合わせてコーディネートする、といった課題です。
文化学園大学らしい課題だと感じました。
ジュエリー単体だけでなく、作品が生活の一部になる、というものづくりの先を学べることは学生にとってもとても勉強になったのではないでしょうか。



こちらの課題テーマは「葉」。
制作にあたり、公園へ葉を観察しにいったようです。
色の違いは金メッキや銀メッキなどで仕上げ時に色を変えるのだそう。
授業での課題らしい、作品だと感じました。



こちらは七宝という技法を使っています。
金属では、色を使うことが珍しいためとても楽しく制作ができた、と学生さんが嬉しそうに話してくださいました。
色があると、さらに個性がでてきますね。


お話をお伺いするまで気づかなかったのですが、線は金属でつくっているとのこと。
よく見ると細い金色の線で描かれています。細い作業は大変だった、とも語っていました。



続いて、リング制作の課題。
型をとり、その型に金属を流し込んで作る「ワックスリング」と複数の部品を合わせて作る「貼り合わせリング」。
技法の練習をしたそうです。
ジュエリーというえば、やはり最初に思い浮かぶのはリングなのですが、学生さんのつくるリングは、身につけるリングというよりもアート作品という印象のものが多かったように思います。





最後に、こちらは真鍮から作ったスプーン、バングル。
普段から使用できたり、身につけられそうなものからアート作品として成り立つものなど、学生らしい発想力と表現力が感じられました。


今回、お話をお伺いできたのが、中国からの留学生だという2人。
彼女たちは、服飾を学びたくて日本のこの大学を選んだという。
コース体験の際に、ジュエリーの授業がとても楽しく、アトリエなどの設備もしっかり整っているジュエリーメタルデザインコースに惹かれ選択した、と話していました。
制作は大変だけど、とても充実している、頑張ります!と笑顔を見せたお二人。
これからの活躍にも期待です。

本展は2019.1.28まで開催中。
学生の一年間の集大成、ぜひご覧ください。


<スペース詳細はこちら>

staff Azusa