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清水咲子『花の剥製』

清水咲子『花の剥製』
2018.9.24 - 2018.9.30
[WEST 1-C]


油絵学科で学ぶ現役美大生の清水咲子さんの初個展がWEST 1-Cで行われています。
"可愛いような可愛くないような油絵を展示します" の言葉通り、可愛いモチーフを描きながらも、どこか仄かに不気味さを内包したミステリアスな魅力溢れる作品が展開されます。一部になりますが展示の様子をレポートします。




スペースへ入るとミステリアスな作品が整然とディスプレイされています。
暗く落ち着いた色彩が特徴的な清水咲子さんの作品は、可愛く感じられるモチーフを描きながらも、どこか不気味さを併せ持っています。

《少女とは?》写真上 /《3kgへの祝福》写真下

描かれているのは可愛らしい女の子がモチーフになることが多く、どの作品もミステリアスで独特の緊張感が感じられる。
『3kgへの祝福』と題された作品は赤ん坊ほどはあろうかという異様な肉塊を抱きかかえるメイド服を着た少女がただ無感動に他所を見つめる様が描かれている。少女が出てきたと思われるドアからは血のような液体が溢れている。ドアの中では一体何が行われたのだろうか。全てを語ることはしないミステリー感のある作品は清水さんならでは。


そんな作品が多数ですが、中には生き物をモチーフにした可愛らしい作品もあって、和んでしまう瞬間も。
それは是非直接足を運んでチェックしてみてくださいね!
展示は9/30(Sun.)までとなります。ご来館お待ちしております。


プロフィール

清水咲子
1998年生まれ。美大油絵学科2年生。
ときどき暗い物や怖い物に安らぎを感じるときがあります。
そういう気持ちで描いています。




>>> 展示スペースの詳細はコチラ
staff jun