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『きょうかい展』



『きょうかい展』
2018.8.27-2018.8.29
at WEST 1-C

私たちが暮らす社会には様々な境界(きょうかい)があります。
線のようにはっきりしたものもあれば、人間関係のように曖昧なものまで。

意識しているようで意識していない、それでいてたしかに存在する「きょうかい」。
そんな「きょうかい」について考えてみようという展示が開催中です。







本展示は3人の有志からなる展示会。
それぞれが「境界」をテーマに制作した作品が並んでいます。

杉本かれんさん(http://instagram.com/karen_foie_gras)のイラスト作品は線の有る無しで、視覚的にどのような変化が起きるのかを表現した作品。

緩やかなで少ない線を使い描かれた下段のイラストは、左側から右側にかけて線が消えていっているのがわかります。全体像として見た目は変わらないものの、ディテールの部分については線が一つあるかないかで大きく表現が変化してしまうということがわかります。




「境界をコンセプトに自分とは違う世界で生きる人たちを表現しました。」という武田百加さん(http://twitter.com/ni0001m)の展示スペース。写真とイラストで構成されています。

「自分と他人」を分ける境界線というのも目には見えないもので、「違うものは何か」を考え表現することでその境界はどこなのかということを探っているようにも見えます。

作り込みのセットで撮影されたであろう写真は現実離れしているようでもあり、作品の中の世界と外にも明確な境界線が引かれています。




みーさん(http://twitter.com/mmm_z_z)は1-Cの飾り棚スペースはうまく生かした空間づくりをされています。

画風の異なる女性のイラストが三面に配置され、衣服、小物、そのほかの装飾に空間が彩られていて、人格の異なる人物がこの狭いスペースに共存していてように思えてきますね。部屋の奥からこちらを覗く視線にリアリティーがあります。

展示は本日が最終日ですが、お時間のある方はぜひ足を運んでみてください。


【出展スペース:WEST 1-C】

DF STAFF isaka