感字ist 『感字廊ANOTHER』



感字ist
『感字廊ANOTHER』
2018.4.23-2018.4.26
WEST 1-A

先々週に開催された感字istさんによる個展の番外編が現在WEST1-Aにて開催中です。
部屋を作品で覆い尽くした前回とは打って変わって、スタイリッシュで落ち着いた展示空間となっています。






まずは復習。
漢字が持つ意味をビジュアル化し、イラストとして表現している感字istさん。
アルファベットとは違い、その言葉が指す実物を一つの文字として表現する「象形文字」が漢字のルーツです。世界の言語を見渡せば、一文字で意味が成り立つ漢字は少数派と言えます。

その漢字をビジュアル化するということは、普段私たちが当たり前のように使っている文字本来の意味を拡大解釈し、さらに再構築していると作品ということになります。会場に案内された図が示すように、ぐるぐると一周しているのです。




今回の展示では特に、女性にフォーカスした作品を厳選したものが展示されています。
流れるような曲線とメリハリのついた構図がスタイリッシュです。
遠目から見るととても文字で構成されたものとは思えませんよね。




画数が多い漢字はヴィジュアル化にあたって難易度が高いのではないかと思ってしまいますが、逆に考えれば画数が多いだけ手数が増えるわけで、表現の幅が広がるのかもしれません。

「綺麗」という単語の綺の糸偏は女性の右肩と右側面から流れる髪の毛を表現しています。麗の部分は顔の大部分、それと衣装にも使われています。
やはり画数の多さを生かした構成ですね。




反対にこちらは画数の少ない字、それも一文字です。
画数が少なければそれだけ少ない線で多くを表現しなければならないのですが、見事に清楚な女性の横顔が表現されています。

しかし単純に女性を描くだけでなく「姐」という、広義に年上の女性を意味する言葉通り、どこか大人びた表情を描いているのがポイント。




一部の作品のみの紹介となりましたが、ポストカードサイズの作品は購入可能。
ベースとなった漢字とセットになって描かれていますので、ぜひ手にとってじっくりと眺めてみてください。どこの部首がどのように描かれているのかがわかるとすごく面白いですよ。


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