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『早慶展』早稲田大学写真部 / 慶應義塾大学カメラクラブ



『早慶展』
早稲田大学写真部 / 慶應義塾大学カメラクラブ
12.14-12.18
at EAST 101

伝統ある2校の伝統ある写真サークルの有志が集まり行われる年に一度の『早慶展』。
デザインフェスタギャラリーでの開催は今年が初となります。

それぞれのカラーはあれど特定のテーマは設けず、参加者は自由に作品を出展しております。







早稲田大学写真部は創設112年、慶應義塾大学カメラクラブも90数年と、写真技術が日本で普及してすぐの時代から続く、日本有数の伝統ある写真サークルがこの2校。

今では両校ともに100人近くの部員が所属し、思い思いに写真を撮っているそうです。


Everyone from Nowhere / 植木直輝

モノクロの質感とコントラストが力強い作品。
都会に暮らす人々のふとした一瞬の表情をよく捉えていて、断片的なシーンの集合により都市の喧騒が表現されています。




スナップや風景などがジャンルを問わず混在しており、ブックも豊富に置いてあるので見ごたえも十分。
季節柄美しい紅葉を写した写真も見受けられますね。

どの作品にも言えますがちゃんとその人の個性を写真で表現しようという明確な意図が、被写体選びや構図、写真全体のトーンなどからも伝わってきます。




じつは筆者は早稲田の写真部のOBでして、学生時代は授業に行くのを忘れるくらい写真に打ち込んでいました。
その頃はまだフィルムで撮る人の方が多く展示の前には暗室の取り合いになったりしたものですが、いまはではさすがにデジタルで撮影する人の方が圧倒的に多いのだそう。

それでも現役の部員と話をさせてもらう中で、写真に対する思いっていうのは変わらないなーとか、そんなことをしみじみと思いながら作品を拝見させていただきました。

大切なのは何で撮るかではなく何を撮るか。それはいまも昔も変わらないということを、展示を通して改めて教えてもらえた気がします。


展示は12/18(日)まで開催。
是非お越しくださいませ。

【出展スペース:EAST 101】
DF STAFF isaka