WEST館全スペースを使用して開催中
神島プレミアムクラス 『PREMIUM EXHIBITION IV Parallaxis』
2016.5.24 - 2016.5.29
1-Fのスペースは4人によるグループ出展です。
あじゃりさん、弓削まゆみさん、荒居 知沙さん、有海里美さんの作品をご紹介致します。
『淡萌黄 - spring green』
弓削まゆみ
■プロフィール
プレミアム加入年 2011年
■受賞歴/個展歴など
2014年 グループ展「ココロオドル」72Gallery
■あなたにとって作品とは
ずっとそこにいたいような風景を心で見たイメージで表現すること
■今回の展示の見所
もし私が絵描きだったなら、こんなふうに描きたいなという風景です
季節が冬から春へ向かうときにあちこちで顔を覗かせる緑。
枯れた草木と入れ替わるように姿を現しているさまを捉えています。
草木は暖かくなるにつれその色を濃くしていきますが、
芽吹いたばかりの萌黄色はこの瞬間にしかとらえることができません。
柔らかい光に包まれて水面に反射している様子が幻想的です。
『unplanned』
有海里美
■プロフィール
プレミアム加入年 2009年
■受賞歴/個展歴など
2013年 「PREMIUM EXHIBITION III jamais vu」(TIPギャラリー/東京 京橋)
2011年 「PREMIUM EXHIBITION Ⅱ 知覚の束」(CLASKA/目黒)
■あなたにとって作品とは
誰もが気にするものではない風景だけど、切り取ることにより、うつくしさとか、良さが見出せるもの。が撮れればと思っています。
■今回の展示の見所
メインの被写体と背景の質感
続いては有海里美さんの作品。
都市生活における緑は公園や街路樹など、計画的に植生されたものが多い。
それとは逆に「無計画に」生まれた緑にフォーカスを当てた作品がこの『unplanned』です。
アスファルトの亀裂やブロック塀の隙間などに事故的に、突然変異ともいえる形で、
長い長い時間をかけて人工物から顔をのぞかせて育つ緑からは、
強い生命力が感じられます。
『百年寮』
荒居 知沙
■プロフィール
プレミアム加入年 2011年
■個展歴など
2014年 グループ展「ココロオドル」72Gallery
■あなたにとって作品とは
その時の自分が感じたものを撮り、アウトプットし、記録として残すという意味も考えて作品作りをし ています。
■今回の展示の見所
今回の展示作品は全て京都の大学の寮で撮影したものです。 築100年以上の建物自体大変魅力的なのですが、そこで暮らしてきた学生達によって代々受け継がれて きた独特の世界に入り込んだ時の興奮を少しでも作品で表現出来ればと思います。
京都大学の吉田寮を撮った荒居知沙さんの作品。
単なるノスタルジーではなく、100年のうちに培われてきた独特の空気、
歴史の重み、いまもそこに住まう人の暮らしぶりをありのまま捉えています。
大学生活を4年と考えてそれを100年で割ると、その数は25。
単純計算で25代にわたり守られてきた吉田寮が今でも現役の寮として存続しているのは、
そこに住む人々がこの建物を大切に使ってきたから。
そんな一人ひとりの想いまでが1枚の写真に表現されています。
『華篭む』
ajari
いまを切り保存することができるという写真の本質をテーマとし、
華をモチーフにクラシカルな作品を展示。
撮影された時点では「いま」だったものは、
シャッターを切ったその瞬間から止まり、
「過去」となって鑑賞される。
そんな写真というメディアの抱えるパラドックスを華という被写体で表現しています。
過去となった「いま」というコンセプトは、
写真技術のもっとも原理的な方法であるガラス乾板で撮影された写真のように見せることで、
視覚的に表現されています。
私たちが見ている写真の中の華は時計の針を止め、もう枯れることはない。
しかし現実にはもうすでに枯れているのかもしれない。
この作品はそんな矛盾が内包されている気がします。
1-Fの作品はいずれも共通して「時間」というキーワードが浮かび上がってきます。
ぜひ「時間の流れ」というイメージを思い浮かべながら鑑賞してみてください。
【出展スペース:WEST 1-F】
DF STAFF isaka
『淡萌黄 - spring green』
弓削まゆみ
■プロフィール
プレミアム加入年 2011年
■受賞歴/個展歴など
2014年 グループ展「ココロオドル」72Gallery
■あなたにとって作品とは
ずっとそこにいたいような風景を心で見たイメージで表現すること
■今回の展示の見所
もし私が絵描きだったなら、こんなふうに描きたいなという風景です
季節が冬から春へ向かうときにあちこちで顔を覗かせる緑。
枯れた草木と入れ替わるように姿を現しているさまを捉えています。
草木は暖かくなるにつれその色を濃くしていきますが、
芽吹いたばかりの萌黄色はこの瞬間にしかとらえることができません。
柔らかい光に包まれて水面に反射している様子が幻想的です。
『unplanned』
有海里美
■プロフィール
プレミアム加入年 2009年
■受賞歴/個展歴など
2013年 「PREMIUM EXHIBITION III jamais vu」(TIPギャラリー/東京 京橋)
2011年 「PREMIUM EXHIBITION Ⅱ 知覚の束」(CLASKA/目黒)
■あなたにとって作品とは
誰もが気にするものではない風景だけど、切り取ることにより、うつくしさとか、良さが見出せるもの。が撮れればと思っています。
■今回の展示の見所
メインの被写体と背景の質感
続いては有海里美さんの作品。
都市生活における緑は公園や街路樹など、計画的に植生されたものが多い。
それとは逆に「無計画に」生まれた緑にフォーカスを当てた作品がこの『unplanned』です。
アスファルトの亀裂やブロック塀の隙間などに事故的に、突然変異ともいえる形で、
長い長い時間をかけて人工物から顔をのぞかせて育つ緑からは、
強い生命力が感じられます。
『百年寮』
荒居 知沙
■プロフィール
プレミアム加入年 2011年
■個展歴など
2014年 グループ展「ココロオドル」72Gallery
■あなたにとって作品とは
その時の自分が感じたものを撮り、アウトプットし、記録として残すという意味も考えて作品作りをし ています。
■今回の展示の見所
今回の展示作品は全て京都の大学の寮で撮影したものです。 築100年以上の建物自体大変魅力的なのですが、そこで暮らしてきた学生達によって代々受け継がれて きた独特の世界に入り込んだ時の興奮を少しでも作品で表現出来ればと思います。
京都大学の吉田寮を撮った荒居知沙さんの作品。
単なるノスタルジーではなく、100年のうちに培われてきた独特の空気、
歴史の重み、いまもそこに住まう人の暮らしぶりをありのまま捉えています。
大学生活を4年と考えてそれを100年で割ると、その数は25。
単純計算で25代にわたり守られてきた吉田寮が今でも現役の寮として存続しているのは、
そこに住む人々がこの建物を大切に使ってきたから。
そんな一人ひとりの想いまでが1枚の写真に表現されています。
『華篭む』
ajari
いまを切り保存することができるという写真の本質をテーマとし、
華をモチーフにクラシカルな作品を展示。
撮影された時点では「いま」だったものは、
シャッターを切ったその瞬間から止まり、
「過去」となって鑑賞される。
そんな写真というメディアの抱えるパラドックスを華という被写体で表現しています。
過去となった「いま」というコンセプトは、
写真技術のもっとも原理的な方法であるガラス乾板で撮影された写真のように見せることで、
視覚的に表現されています。
私たちが見ている写真の中の華は時計の針を止め、もう枯れることはない。
しかし現実にはもうすでに枯れているのかもしれない。
この作品はそんな矛盾が内包されている気がします。
1-Fの作品はいずれも共通して「時間」というキーワードが浮かび上がってきます。
ぜひ「時間の流れ」というイメージを思い浮かべながら鑑賞してみてください。
【出展スペース:WEST 1-F】
DF STAFF isaka