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東京国際大学 写真部 OG 『東京国際大学 写真部 卒展』



 凪/MASU/kana/sora/aya/zakiko

東京国際大学 写真部 OG 計六名による写真展
東京国際大学 写真部 卒展

EAST : 202,204 の2スペースを使用して開催中!!




kanaさん


広い壁、横一面に広がった植物の写真。
異なる素材のウッドフレームにおさめられている。

錆び付いたブリキ缶、ドライフラワー、ぼろぼろになったビン。
美しく咲いている姿だけじゃなくて、
枯れてたって良い、全ては生き様である。


soraさん


大きく引き延ばされたのは、オーロラを捉えた写真。

その現象が作り出す風景には、
自然の法則をねじ曲げたかのような大きな力を感じる。
タイトルは添えられてないけど、必要無いと思う。
頭の中をからっぽにして、この景色の下に佇みたい。


MASUさん


暖かみのあるクリーム色のフォトマットに、
数多くのスナップ写真がおさめられている。

じっと眺めていると、隣接する写真に関連性が見えて、
時間の経過を部分的に読み取ることができそうだ。

個人的には、出前の寿司を写した写真が好き。
それを写すときの気持ちが不思議と伝わってくるから。


ayaさん


複数毎の天体写真。
全て同じ空を写した写真のはずなのに、
こんなに色味が違って写るものなんですね。

それらはカメラ自体に備わった補正機能とか理由だと思うのだけど、
これらの作品を眺めて、日ごとに違った色の空があってもいいなと思った。
空も、人みたいに感情があるみたい。


zakikoさん


何枚も何枚も、建物の前で立ち尽くすショットがあるから、
確かな理由があって、待ち人があって、
そこに居るのだろうと思う。

揃えられた前髪、カールする後ろ髪。
ボリュームたっぷりのマフラー、コート。
恐らくこの組み合わせは、未だ来ない誰かの為のもの。


凪さん


旅行先(韓国かな?)で撮影されたスナップショット
遊園地、街並、屋台。
極彩色に彩られた看板、商品が多く見受けられる。
それらは白色のフレームにおさめられ、白色の壁に飾られて、
情景が情報に近づいている。


写真というメディアは、他者の視点を借りて、
世界を見直すツールである、と私個人は思う。

本日現在、当ギャラリーでは多数の合同写真展を開催しているが、
その視点の多様さを目の当たりにし、
何を見るか? だけでなく どう見るか?
...も忘れてはいけないなと思った。


東京国際大学 写真部 OG
『東京国際大学 写真部 卒展』
会期:2016.3.4 - 2016.3.6

※上記リンク先は EAST : 201 スペースです