阿部華帆 葛馬七星 『「線点」- 線と点が結合したその時 -』 2016.3.23 - 2016.3.28

阿部華帆 葛馬七星 『「線点」- 線と点が結合したその時 -』 

2016.3.23 - 2016.3.28

鮮やかでリズミカル、流れるようなイメージを持つ2人の作品は、それでいて
重厚感を感じるエネルギッシュ。それぞれ線と点で紡がれてきた作品の交差点を
ご紹介。

美大にて洋画を専攻する阿部さんと葛馬さん。

点の表現が多かったという阿部さん、線での表現が多かったという葛馬さんそれぞれ
の特徴から『線点』というタイトルにしたのだとか。

ダイナミックで強い色使いやコントラストを使うふたりの表現は似た部分を持ちますが、
作品を目にするとその違いははっきりと感じることができます。

ことばだけでかいつまんでしまうと似てしまうものでも、
作品からは各々の個性と性格の違いを感覚で感じられるということは
美術作品の面白さのひとつでもあります。




葛馬七星

アクリル版に線画を描き、絵の具をのせていく、という手法をとる葛馬さん。
出来上がりが実際作業していた面とは逆になるわけですが難しくはないのか
尋ねたところ、実際には自分の中で納得のいく出来になったものは、今のところ
ひとつしか無いのだそう。

通常のキャンバスに色をのせるよりも、色の重なりというかレイヤー感を
感じる表現。
線で描かれる物質は一見気味の悪さを感じるけれども、色を組み合わされた
作品には、やはり美しさがあります。

彼女の中で唯一、納得のいったという一枚。
何度も推敲を重ねて作品に挑む慎重さがありながら、大胆な色の置き方もして
しまう感情的な部分も感じるのが葛馬さんの作品の魅力のひとつでもあります。


阿部華帆

オーバル型のキャンバスは別注で頼んだものとのこと。
線と点と色が混じり合い、一見混沌とした作品にも思えますが、色の融合感は
バランスが取れ、無秩序が生む秩序というような、ジレンマ的なもの感じます。
平面作品なのですが、立体のようにも感じる不思議な作品はいつまでもじっと
見つめてしまいます。

比較的衝動的に、感情のままに作品を描くという阿部さんですが、色ののせ方は
意識的に使用されているものもあり、葛馬さんとはまた違った製作手順をが
とられています。




ポストカードなどグッズも販売中。彼女たちの絵がタイツになっています。
はいているだけで元気をもらえそうなアイテムです。


スペース入り口に展示レイアウトされた感想ノートならぬ感想キャンバス。
上のタイツは広げるとこんな感じ。
阿部華帆 葛馬七星 『「線点」- 線と点が結合したその時 -』 2016.3.23 - 2016.3.28

展示は3/28(月)まで!

一見奇抜でド派手な作品が並びますが、よく考えられ、試行錯誤の中から生み出された
現在のお2人の等身大の姿が見て取れる展示は見応えたっぷりです。
これからの成長も楽しみな2人の定点観測ともいえる展示をぜひご覧ください。


【使用スペース:EAST304】


DF STAFF ASUKA