『埼京線ありがとうね ジョージのストーリーです』
ジョージ・ネルソン
團上祐志
WEST 1-B: 2016.2.8 - 2016.2.10
現在早稲田大学に在籍中のジョージ・ネルソンさんと、
武蔵野美術大学 2年生の團上祐志さん。
ジョージさんは1年間の交換留学を終え、この春故郷のニュージーランドに戻ります。
粋な俳句と迫力の油彩画、2人の初の展示会です!
あるアートイベントで出会った2人。ジョージさんは俳句、團上さんは油彩画、
表現方法は違っても、同じ世界観をもっていると感じてすぐに仲良くなったそうです。
大学では政治経済を学ぶ学生さん。
つまらない授業がきっかけで(笑)書き始めた俳句は、いまは毎日ノートに書き連ね
長い巻物を埋め尽くすほどに。
この巻物をぐるっと見れば、ジョージさんがどういう方なのかよくわかります。
思わず吹き出してしまうもの、鋭く切り込むもの、じんわりと心にしみるもの。
軽そうに感じてしまうけれど、ジョージさんの飾らない言葉はふっと心に触れる
不思議な力を持っています。
ちょっと文字が抜けたりまちがった部分も交えた直筆の日本語も
さらに魅力を引き立てている気がします。
「日本語が完璧じゃないところも本当のジョージだから」という言葉になるほどと納得。
もしかして、わざと狙っているのかも…?
おすすめの一品、授業で書いた作文。本当に提出したものです。
最後の先生からのメッセージがジョージワールドを素敵に彩ります。

ジョージさんを描いた團上さんの油彩画。
3日、1日、3週間とかけられた時間は異なりますが、人間の内側の部分を
じっくりとあぶりだしたような迫力は変わりません。
ぼんやりと浮かび上がる輪郭や目のなかに宿る力強さ。
近くにいるからこそわかる、楽しいだけではないジョージさんの魅力が
丁寧に描かれています。
4ヶ月前、團上さんと出会った頃はまだ日本語が拙かったジョージさん。
もともと話好きだそうで、いまはすらすら日本語でおしゃべりされています。
最近はしゃべり方が團上さんと似てるとよく言われるとか。仲いいですね〜
それぞれの列車のイメージを團上さんがトートバッグに描きました。カワイイ。
こちらはジョージさんと團上さんがモデルをつとめた写真作品。
2人とも絵になるんですよね〜…
ジョージさんは本物のモデルさんでもあります!
渋谷でスカウトされたそう。日本で本当にいろいろなことが始まっています。
ふっと、パンツに俳句書いたらいい!と思いつき制作された俳句パンツ。
ちょうどピンクの俳句集を作っていたので、この色に。
一枚一句書き込まれたパンツのインスタレーション…
真っ白なバラの花が空間を上品に仕上げています。笑
タイトルの「埼京線」とかけた一句。
“まず乗って たのしんでけど 乗りかえる”
「埼京線は乗るのも好きだから、池袋で乗り換えるのがさびしい」そうです。
あと、艶っぽい解釈もできるようになってます。察してみてください。

てづくりの詩集も見れます。
来場した皆さんが書いて行った俳句集。
なんと書いている間に團上さんが似顔絵を描いてくれるんですよ!!
“ジョージさん 期待どおりの へんなひと”
展示会のDMを見た時からとても気になっていたのです。
團上さんありがとうございます〜♪
スタッフ Nigelが乱入してきて一緒に記念撮影。
ジョージさん(写真左)、團上さん(写真右)、たくさんお話きかせてもらって
ありがとうございました!
ニュージーランドでも2人の展示会を考えているそうで、またまた何か
起こりそうな予感。日本でもぜひ第2回を開催していただきたいです〜
展示は本日が最終日。そしてなんと今週土曜にジョージさん帰国しちゃいます!
魅力が盛りだくさん過ぎて全部を伝えきれなもどかしさ…
「おもろいやけん、きた方がいいかもね!」
【出展スペース:WEST 1-C】
DF STAFF nakagawa