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HUMANIMAL -100×222-



tamaさん と おきのわかこさん

HUMAN と ANIMAL をかけた
テーマ/タイトルに沿って、
それぞれの世界観を、
-100×222- の中に、えがきます。

会場は WEST : ART POCKET





おきのわかこさん

縦を長辺にあてた、イラストレーションの連続。
二本の足で自立する人物、全体を捉えるに適している。
そして、並ぶとまるで短冊のようにも見えた。




チューブより捻り出された絵の具が、
重なり、乾燥し、絵として形になると同時に、
アクリル独特のガサツキが表面化する。

そこに居ることの存在感、
痕跡とも呼べるものが、筆跡である。




決して広くはない支持体は、
存在する複数の世界をトリミングするフレームのよう。

おきのさんの作品は、支持体の外側の広がりを、
想像させようとする作品群で御座いました。

切り取られる前には、
あったはずの情景。



tamaさん

本来、マットが差し込まれるであろう場所に、
差し込まれた鮮やかな色味が、
動物への興味をより強くさせてくれる。

美味しそうに実ったレモンと、
彼らの毛の色は似通っており、
もしかしたら、似た者同士、なのかもしれない。




けだるい暑さに対する対抗策
「かき氷」
シロップは、レモン、ブルーハワイ、イチゴ、抹茶の四種。

ニヤリとした表情のキツネくんは、
自らに最も近しい色の「レモン」味を選んだようだ。

白フレームにブルーバック、
どこから見ても清涼感抜群である。




三匹のキツネくんが仰ぎ見るのは、
立派に育ったヒマワリ達。
キツネたちが触れたいと願うのは、
その黄色い花であろう。

ぐんぐん育ったヒマワリと
小さな身体のキツネたちの対比が愛おしい一点。


tama / おきのわかこ 『HUMANIMAL -100×222-』
会期:2015.8.14 - 2015.8.16