早稲田大学絵画会 卒業展示「青い焼き物」[WEST2-B•C:2014/3/4〜3/6迄]

早稲田大学絵画会7名による卒業制作展を開催中。
「青い焼き物展」??。
「絵画会」のはずですが焼き物が中心の展示なのでしょうか。
陶器、磁器、一体何でしょうか。真ん中の石は昔の鏡(ご神体として祀られている)のようでもあります。何かコンセプトがあるのでしょうか。展示名からして不思議です。

展示室内は絵画を中心とした平面の展示です。ターナー、パウル・クレーなどからインスピレーションを得た作品、アルブレヒト•デューラーのドローイングの模写が展示されています。一体何が「青い焼き物」なのでしょうか。
在廊されていた、薗田さん、南さん、安藤さんにお話を伺いました。
大学内にある
會津八一記念博物館で以前企画された「青いやきもの展」。ツッコミを入れたくなる程、展示名があまりにストレートで印象的だったそうです。
卒業制作展と直接的な関係がなく
あまりセンチメンタルな展示名にしたくないという思いもあり「青い焼き物」
という展示名にしました。展示チラシもパロディー版をデザインしました。


透明水彩の性質を捉え、矩形の中に滲んた色を配置。矩形の境目が絵の具の溜まりやせめぎ合いによって成り立っています。全体として観ると、矩形が別の形体となって立ち現れてきます。

メンバーそれぞれの絵画に対する思考がはっきりと観えます。
絵画会ではメンバーで美術館に行き、作品を鑑賞する機会も設けているそうです。
最近、後輩達はアンディー・ウォーホール展やラファエル前派展を鑑賞しにいったそうです。制作のみならず作品鑑賞を通じて各自が絵画空間や技法へのこだわりを探りながら活動されてきた結果が今回の展示にも現れているように思います。



赤い地の部分が人の顔に見えるのは、白い図(色面)の輪郭があるからです。図と地が互いに均衡を保ちながら存在しています。



こちはらWEST2-BとCの間にある共有空間(トイレ)に何やら紙皿が貼られています。
プロジェクションマッピングを行ってるそうです。
上映のタイミングを見計らって行くと、

始まりました。ピアノの音楽、エリック・サティー「あなたが欲しい」にのせて現れたのは、絵画会8名が撮影した食べ物です。
メンバーが普段食べているものがお皿の位置を変え、映されています。

映っては消える、まるで打ち上げられた花火のようです。
暫く観ているとなんだか絵画会メンバーの思い出と重なって見えるような、なんだかセンチメンタルな気分になりました。(彼等の展示名に反しますが)

在廊されていた3名は2014年3月に大学を卒業しそれぞれの道を歩んで行きます。
今後の制作との関わりについて伺いました。
南さんは、絵を描く時間をどのように作り出すか探っていきたいそうです。
薗田さんは日本画の勉強をしているので素材についてもっともっと勉強をしていきたいそうです。
安藤さんはiPhoneケースなどプロダクトデザインにも挑戦されたいそうです。

4年間の集大成となる展示は明日迄です。是非ご覧下さい。

DFG 上園