明治学院大学写真部 卒展 [201,202:3/10-3/16]

 「卒展」といえど、卒業生のみならず、在校生も混ざって201,202と大規模に展示をしているのは、明治大学写真部です。

全体的に言えるのは、撮影者の意図がストレートに伝わる写真が多いことです。
 例えばこちらは小さい頃の無邪気そうな写真と、肩を落としてビニール傘を差した写真との対比。

そして、こちらの作品のタイトルは 「血となり肉となる」

ね、ぐいぐい伝わって来るでしょ?

 椿と足元の写真が並べてあって、「初恋」というタイトルがついているのも、心がざわつきます。そっと開いた椿の蕾を見て春の訪れを感じる、その華やいだ気持ちと初々しい恋のイメージが重ね合わされているのでしょうか。風流ですね。


こちらの地元の雪景色の中で撮った、友人たちの写真も素敵。
大人になってからも付き合える友人たちを大切にしたい、という意味が込められています。そういう気持ちを改まって形にすることは、照れくさくてなかなか出来ない事なんじゃないかなと思います。



 そして一番の見所は、やはり卒業していく四年生の作品。
上の作品は、同じ写真部に属する仲間を撮ったもの。
全員知らない人なのに、「みんな卒業しちゃうのか、さみしいな!」という気持ちになってしまいました。撮った人の気持ちが伝染してしまったのかもしれません。

この、団地を撮り続けている写真もすごいんですよ。
はっきりいって、好きですねこういうの。情熱を感じます。
団地に興味はなかったのに、こうやって撮影者のフィルターを通して団地のいいところをみせつけられると、「なかなか団地って面白い形しているんだな」と。目から鱗です。

こちらは見た通り、白菜の写真。下のキャプションも合わせてお楽しみ下さい。

『はくさい』 
白菜の写真を出して私の写真生活を終わります。

か、かっこいい・・・!
自身の写真生活を代弁するに値するのが、たった一枚の写真だなんて。

こちらの二枚は、元部長の作品。
右側がセルフポートレートで、左の写真は二年生の次期部長が被写体になっているそうですよ。しかもタイトルがNothing。
「もう言う事は何も無い、まかせたぞ!」という意味にも取れるなと。考え過ぎかもしれませんし、一見してお洒落で完成度の高い作品なので、そこに意味を見出そうとする必要もないのかもしれませんが!

一人ひとりが何かを表現したいと思っていて、その為に写真という媒体を選んでいるという感じを、展示会全体から感じました。部のカラーというか伝統なのですかね。ずっと受け継いでいって欲しいです。

来年も楽しみにしていますね!

DF STAFF KOZUE