PaGiは山崎麻衣子さんと渡辺久美子さんのユニットです。今回は石山優太さんと三人でのパフォーマンスとなりました。
以下はコンセプトからの抜粋です。
「開けっ放しの部屋、鍵をかけた部屋、鍵を捨ててなかったことにした部屋、私達は生きてきた分だけ沢山の思いや記憶の部屋を宙にぶらさげて生きている。秘密、正当化、隠す、繋がる、便乗・・・」
一部しか観ていないのですが、とても迫力があって、泣きそうになりました。私が一番感じたのは、交錯する様々な記憶、人と人との繋がり。それが鍵を媒体として舞台上でドラマが起こります。
「小説「鍵」から始まり」という文章を見終わった後に読み、そのことも踏まえて休日にゆっくり余韻に浸りつつ考えたいです。
各方向へ散ってゆくラストで、通りがかったバイク。この場所ならではのインタラクティブな演出、いやハプニングでした。そのままバイクを追いかけてゆくダンサーさんに、観客がわいていたのが印象的でした。パフォーミングアーツの明日は何処へと向かうのか、そんなことさえ考えさせられました。
DF STAFF KOZUE