WEST : 1-G では アトリエOPATO、
イラストレーターのグループ展が行われています。
計17人の作品が所狭し、部屋を埋め尽くしています。
プロのイラストレーターが多く参加している今展示。
今回は額装された作品をピックアップしたいと思います。
菊地原みのりさんの作品。
タイトルは "Calendar2012"
ページをめくると月が進むカレンダーは、めくるという時間と動作によって、
季節の変動を体感/意識するけども。
「あ、今月はこんな感じなのか!」とか。
今作は異なりまして。
1フレーム内に6つの画面が収めて、面として主張されて。
それはこれからの一年がおだやかであるようにと、
願いを込めた作品のように思うのです。
エンドウリョウコさんの作品。
描き上がった絵画を三次元に馴染ませるために、
フレーム(額)が用いられています。
奥行きが与えられた作品は、
作品外部にまで景色を広げます。
作品とフレームの継ぎ目が見えない点も心地よいです。
作品内の現実を破綻させないように、丁寧なアートワークが光ります。
イシグロフミカさんの作品。
もしかすると、写真だとわかりにくいかもしれない。
木目調のフレームと描かれた干支辰のが馴染んでいるのです。
一本の木があって、そこからフレームと辰を掘り出してるんじゃないか?
そう考えてしまった。
別個の素材が並列に見えてしまうなんて、不思議、不思議。
よりどりきみどりさんの作品。
複数のアップリケで構成された画を、
写真におさめて、フレームにおさめて。
盛り上がりがあるはずの画面が、ぺたん、となっている。
一目見ただけで、布を縫い合わせているとわかって、
だから盛り上がりがあるものと思ってしまった。
是非、皆さんにも同じ経験をして欲しい。
計17人、このボリューム是非ご覧ください。