バナーエリア

このブログを検索

白昼座 『蠱惑の王国』:10/1(土)まで WEST 1-G

WEST 1-Gで本日から始まったのは
白昼座 『蠱惑の王国』です。

棘女(odorome)さんとハセガワ エルさんの二人による展示です。

棘女(odorome)さん

ハセガワ エルさん

少年・少女をテーマとした作品が展示されています。

まずは棘女(odorome)さんの作品を紹介します。


まずはこちらの二点をご覧ください。
左の少女の周りに飛ぶ薔薇の花、
そして右の少年の周りを飾る丸い輪。
これらはすべて、点描によって描かれています。
人物の表情にも点描が使用されています。
近くで見るとわかるのですが、本当に細かい!!
気が遠くなるくらい細かい!!
思わず息を飲んでしまう作品です。



これらの作品から何かストーリー性のようなものを感じ、
作家の棘女さんに尋ねたところ、
誰も知らないようなフランス映画を基に作品を制作されたそうです。
どおりで西洋的な匂いがするわけで。

過去の作品も閲覧可能です。
ポストカードやステッカーの販売もあります。

続いてはハセガワ エルさんの作品を紹介します。


一見鮮やかな蝶々の標本かと思いきや、
裸の少年が交じっています。
蝶と一緒に標本にされている少年の表情は
どこか遠くを見つめているかのよう。
その瞳に引き込まれてしまいます。


鉛筆で描かれたこちらの二作品。
犬と花のほんわかとした作品に見えますが、
よく見ると犬の手には銃。
そして耳を打ちぬかれ倒れた少年。
大きく咲く百合の花に交じっているのは人間の手。
一筋縄ではいかない作品です。

白昼座 『蠱惑の王国』は10/1(土)までですので、
二人が描く少年・少女をぜひ実際にご覧下さい。

(DFG STAFF sally)