やさしいえてがみAimi Nakayama2024/02/22 - 02/24WEST 1-A
形にとらわれない作品で、平面やインスタレーションなどの作品制作をしているという美術家のAimiさん。今回は小さな小屋を1-Aに建てちゃいました。
部屋に入る前から見えている緑の大きな何か。。。。。
もじゃもじゃと怪しい風貌。
恐る恐る入ってみるとそこにはツリーハウスのような緑に囲まれた小さな小屋が出現。
入り口には「中に入れます」というメッセージが。
暗い部屋の中にはテレビや絵本、おままごとのおもちゃのセットなどもありました。
こちらの作品「拠点」というテーマがあり、いくつかのきっかけを元に創作されているそう。
自然災害、紛争、社会的拠点。
人間は誰しも住処をもち、その住処が奪われると大きな力を失う。
あまりにも当たり前な存在である「拠点」について、苦労もしたことなければ、失った経験もない私にとっては考えたこともありませんでした。
しかしこうして当たり前に生活をしている傍同じ地球のどこかで「拠点」を失いまた新しい「拠点」へと移動し暮らす人々がいると考えさせられました。
ハウスの中にある絵本やらくがき、これにはどんな思いや気持ちが込められているのか。
みなさんはどのように考えますか?
私は暗くて、一見入るのが怖い印象でしたが、入ってみるとどこか子供の心に戻るような安心感。
子供の時に秘密基地で自分の城を作り上げていた時を思い出しました。
作品はどれもそうかと思いますが、特にインスタレーションの作品は自分が作品の中に入り込み感じる心。
それぞれが実際に見て触って匂って、五感全て使って感じるものがあると思います。
ぜひ実際に入り込んで欲しい、そう思う作品でした。
[使用スペース WEST 1-A]
Staff Alisa