かいち 『毎日女子展 ~366日、毎日女子を描きました~』

 

かいち 『毎日女子展　~366日、毎日女子を描きました~』

2021.5.3  -  2021.5.9

[ EAST 201 ]

本展示は、2020年の１年間、漫画家のかいちさんが毎日欠かさず描き続けた女子のイラストが展示されています。毎日女子を描き続けた理由とは何なのか。かいちさんの作品とともにご紹介していきます。

会場を埋め尽くす膨大なイラスト群。１年間描き続けたエネルギーが形となって現れています。作品には「#〇〇女子」とそれぞれのテーマも書き込まれており、様々なタイプの女子が展示されています。

こちらが2020/1/1に描かれた記念すべき1枚目の作品「マフラー女子」。1月の寒さが伝わってくる女子の仕草と光の表現が印象的な作品です。

日常の生活感ある様子やのんびりくつろいでいる女子だけではなく、耳馴染みのないスポーツをしている女子や少し過激な衣装、ポーズの女子もいます。

イラストはデジタルで描かれており、キャンバスプリントの他にポストカードのサイズでも展示されています。

しかも、ポストカードは全種類販売されています！一年分のイラストからお気に入りを探してみてください！

そして、イラストのモデルとなった方々が数名会場に足を運ばれたそうで、ご自身のイラストのポストカードにサインを書いてくれています！かいちさんは、毎日女子を描くため、Twitterでテーマを募集したそうなのですが、中には自分を描いてほしいという依頼もあったそうですよ。

ではなぜ、かいちさんは１年間も毎日女子を描き続けたのでしょうか。うるう年であった2020年。366日欠かさず描いた理由はかいちさんの熱い思いがありました。

かいちさんは、継続し続けるということが大の苦手だとおっしゃいます。今まで何かに挑戦しても基本的に三日坊主だったそう。漫画家を目指していた頃に担当者から与えられた課題も2ヶ月でやめてしまったほどに。

ある日成功者について調べているとある共通点を見つけたそうで、それが『継続する力を持っている』ということでした。なんと、かいちさんが苦手としている力だったのです。

そこで継続力を付けるべく挑戦し始めたのが「#毎日女子」。女子を選んだのは、漫画を男子キャラメインで描くことが多かったかいちさんは可愛い女子を描くことに苦手意識があったそうで、それを克服したかったからとのこと。こうして、かいちさんは２つの苦手なことへの挑戦が始まったのです。

このブログでは一部の作品しかご紹介できていませんが、本当にたくさんの作品が展示されています！展示作品は時系列に並んでいるので、描き方の変化も楽しめますよ。

こちらの作品が2020/12/31に描かれた最後のイラスト。最初のイラストと同様のテーマ「マフラー女子」で描かれています。やはり1年前とは描き方に変化があります。かいちさんは、描き始めた頃に抱いていた女子を描くことの苦手意識はもう無くなったと言います。たしかにこんな可愛いイラストが描ける方に苦手意識があるわけがございません。

ついに１年間描き続けるという目標を達成したかいちさんは、2021/1/1に当館へ集大成となる展示のご予約をされました。

こちらは「#毎日女子」がプリントされたTシャツ！

本展示は、大量の女子イラストに圧倒され十分に見応えのある展示です。ただそれだけではなく、継続が苦手だったかいちさんが１年間欠かさず一つのことを継続し、やり遂げたということを発表する場でもあり、それは鑑賞者にとって、かいちさんから力強く応援してもらっているような勇気をもらえる展示でもあります。「継続は力なり」を体験できる展示ですのでぜひ一年分のパワーを感じに来てください。

また、名刺代わりにかいちさんの自己紹介漫画も置いてありますのでぜひ読んでみてください！

　　https://kaichinomangablog.com/　　

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[ EAST 201 ]

staff：Chi