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咲子 『乳白色のカイコ』

咲子 『乳白色のカイコ』
2021.1.30 - 2021.2.1
[WEST 1-C]


厚く絵の具が重なった絵画作品、どこか不安定なドローイング、光に照らされた花の写真。
咲子さんによるDFGでの初展示が開催中です。




スペース入り口右手側には、存在感のあるこちらの作品が展示されています。
凹凸がはっきりと分かるほど絵の具が厚く重ねられ、滑らかでありながら勢いも感じる筆の流れ、鮮やかな色、画面全体から物凄いエネルギーを放っているかのようです。

本展示の作品は、タイトルに関連しているように、虫がモチーフの作品も所々見受けられます。この作品の右下に見えるのは虫籠でしょうか。与えられた場所にいるのではなく、思うがまま外へ飛び出しているようにも見え、自由を選べることに羨ましくもなります。




写っているのは全て花なので、花に吸い寄せられる虫視点の写真のよう。



ころんとしていて可愛い、けれど不思議な顔を持つ立体作品も。

レコードと灰皿は、咲子さんのお友達、山嵜雅斗さんが制作。目を引く色彩と、ちょっぴり毒毒しい印象のある作品は、咲子さんが作られた立体作品に馴染んでいます。



虫をイメージしていたり抽象的な作品が多くありますが、ドローイング作品は目に見えないものの他に人間も描かれています。

ふっくらとした身体のラインや、骨ばった手足。不安そうな表情や退屈そうな表情に、人間らしさを感じます。


咲子さん在廊時にはステッカーの販売もございますのでお見逃しなく。

展示は2/1(月)まで。


作家紹介

 Twitter:https://twitter.com/sakicocco228

suzuri:https://suzuri.jp/sakicocco22


[使用スペース WEST 1-C]

staff Hiyori