saragai asaka
2020.9.20-2020.9.22
at WEST 2-E
主に抽象画を描き、作品をベースとした雑貨なども展開するsaragai asakaさんのDFGで3度目となる展示が開催中。
よりミニマルに洗練され、生活の中にやすらぎを与えてくれるような作品が並んでいます。
2019年7月以来となる今回の個展では、色や形の構成によって紡ぎ出された作品に変化しています。
かねてより「生活の中でアートを身近に感じて欲しい」という思いから制作活動を続けるsaragaiさん。当初は5月に展示が予定されていましたが、コロナ禍による緊急事態宣言の影響で中止となっておりました。今回の展示は、その外出自粛期間中に制作した作品が中心となっています。
作品を描いては自室の壁に飾り、入れ替えたりして平坦に続く日々のなかで変化を楽しんでいたというsaragaiさん。そのため、作品も飾りやすいサイズのものが多くなっているのだそう。
カラフルでポップな抽象画を特徴としていたsaragaiさんですが、この外出自粛期間中は鉛筆画にも取り組んでいたのだそう。自宅にいる時間で忙しさから離れた生活だったため、作品に対する集中力が高まったといいます。
人一人の生活空間には、自分なりのコンセプトや統一感を重視している人も多いと思います。
こちらの作品は曲線美やなだらかなグレートーンのグラデーションが印象的で、どんな空間にも馴染んでくれそう。「部屋に飾る」ということを前提に考えて作品を制作するsaragaiさんならではの作品です。
コロナ禍で「家にいる時間を充実させる」ということを考えたというsaragaiさん。
アートを飾るだけでなく、「使う」ことができるアイテムがあればより豊かな時間を過ごせるのではないかと考え、写真のようなマグカップも制作。暮らしの中の目の届くところにアートがあると、その一瞬だけでも穏やかな気持ちになれますよね。
一輪挿しは「手軽に生活の中で花を楽しめるように」と作ったのだそう。
アクセントとなる色も、飾る花を選ぶときにヒントになるような色を使っています。
作品を作り見せるだけではなく、その先にあるライフスタイルを提案しているsaragaiさんの展示。作品はどれも購入可能なので、ぜひ足をお運びいただき暮らしに取り入れて見てはいかがでしょうか。
展示は9/22(火・祝)まで開催中です。