『solo exhibition : disater』
HIROKI
2019.12.3 - 2019.12.5
[WEST1-B]
アナログとデジタルの垣根無く、自身から湧き出るインスピレーションに従うままに
作品を描きだすHIROKIさんの展示が開催中です。
自身の記憶や経験の中で強く印象に残ったことをイラストレーションとして起こします。
展示の様子を写真と交えてほんの少しご紹介いたします。
HIROKIさんの作品にはよく十字架やドクロ、夕焼けといった退廃的で不吉さを連想させるモチーフが出てきます。
しかしタイトルと照らし合わせると、その作品が実はマイナスなイメージではなく、純粋な素のまま感情を表現してることに気づきます。
黒い空間に漂う真っ赤な血肉を思わせるこちらの作品は”生む”というタイトル。漂う赤い液体はどこかまるで生きているような温かみがあり、わたしたちを優しく包みこむような印象をもちます。その何かもを包む雄大さが生命の原初である海と生命を生み出し続ける人間の体内どちらにも感じさせます。
気味悪さを感じさせるような赤い空と、空の反射受け薄暗い色に染まる川、その手前には十字架のオブジェが建っています。
踏切と題したこちらの作品、踏切という日常的なワードからは想像もつかない世界が広がっています。
HIROKIさんから見た日常はこんなにも苦しくて焦燥感に狩られるような、胸の奥底がぎゅっと痛くなるような激しい感情に溢れているのですね。
込められた感情の渦に飲み込まれて溺れてしまいそうです。
静かに佇む作品たちは、静かに淡々としながらも熱い激情を宿しています。
会期は12/5まで、どうぞご高覧くださいませ。
作家紹介
HIROKI
性別:男 血液型:AB 現在の生息地:千葉
プライベートでは主に自作ゲーム、イラストレーションの2柱で活動中
仕事ではデザイン業務をしています。
2012年雑誌IP05にて「Until Forgetting・・・」掲載
2015年SYS☆TUNa主催「ゴシックホラー展」参加
2017年自作ゲームフェスMVドット絵コンテストにて最優秀賞受賞
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staff minako