墨遊楽
『第8回 書道展』
2019.11.8-2019.11.10
[WEST1-B,C,D]
今年で8回目となる墨遊楽展。
書道を愛する作家さんたちが集まり、書道をきっかけに親睦を深め楽しみを分かち合う、アットホームなグループ展。
最終日には、作家さんも多く在廊され大賑わいとなっていました。
このブログでは、作品を一部にはなってしまいますが、紹介させていただきます。
書道、というと思い浮かべるのは文字だけのシンプルな作品でしたが今回の展示を見て、書道も奥が深いのだと感じました。
こちらはマレーシアの旅の思い出を描いた作品。絵葉書のような淡く優しい水墨画とまるで絵画のような美しい文字。
日本風の雰囲気ですが、テーマが海外というのもとてもおしゃれで個性的です。
一瞬、文字ということを忘れてしまいそうなこちら。
「桜咲」と題され描かれたこの文字。なんだか深まる秋を思い浮かべてしまいます。
とても美しく咲く花、そんな表現がしっかりされていると思いました。
水彩画と書道を組み合わせた作品。
鮮やかな鯉と池、とても明るい雰囲気で日本のすばらしい風景です。
そんな前向きな水彩画なのですが、書道で描かれた「我ひとり」という言葉がなんだか胸に突き刺さります。
メッセージ性の溢れる作品、奥が深いです。
大規模グループ展ということで、平面だけでなく立体作品も展示されています。
こちらは不思議な生物、じっくりみてるとなんだか可愛らしく見えてきます。
そしてこの陶器の質感、重量感がありますよね。
高級感のあるこちらの作品。
旅館のインテリアや、広い和室に飾ってありそうです。
作品はもちろん、額装もすばらしいと感じました。
書道なのに横文字!と、驚いたこちらの作品。
デザイン性もあり、少し敷居の高い書道をもっと身近に感じられる作品でした。
背景の和紙もとてもおしゃれでモダンな雰囲気。洋室などにも合いそうですよね。
「音が咲く」という作品。
音符やハートが見えますが、ちゃんと文字にも見えるユニークな作品です。
可愛らしい文字、シンプルで個性的な心が踊る作品です。
他にも、絵にも文字にも見える作品が多数展示されていて、非常にワクワクする空間でした。
最後にご紹介するのはこちら。
石にカラフルな和紙、そしてインパクトのある漢字一文字。
この「福」と描かれた作品、本当に福がきそうな作品ですよね。
お守りとして家の高いところに飾りたい!と思いました。
様々な書道の形を見ることができる墨遊楽展。
アットホームな雰囲気と、自分が思っていた形とは全く異なる書道。
作家さんそれぞれが書道を楽しみ、表現している素敵な展示でした。
また次回、第9回の開催も楽しみにしています。
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staff Azusa