えと/ぜろむ 『人外収容所』
2019.10.26 - 2019.10.28
［WEST 1-G］
監獄や人外をテーマにイラストを描いている「えと」さんと「ぜろむ」さんの二人展です。危険な匂いを感じる展示を覗いてみましょう。
訳あって収容されてしまった６匹のモンスター（人外）が会場に現れました。訳ありなだけあって不気味な空気が流れています。
今回は、通常出逢うことが不可能な６匹の人外に特別面会ができるという機会となっております。
人外の紹介として、名前や各々の犯した罪が詳しく書かれています。見た目の通り残虐な人外もいれば、ギャップがあるものもいます。見た目が可愛いのに前科があるというのは、余計に怖ろしく感じますね。
黒のフレームと鎖は、監獄に収容されている罪人を檻の外から覗いている感覚を連想させます。監禁、神殺し、放火など犯した罪は様々で、全員にこちらを見られていると思うと生きた心地がしません。。
ぜろむさんの作品は、筆で描かれる力強さが印象的です。人外の内側に秘めるものが表面に溢れ出しているように思えます。黒の線がすでに独立した生命体にも感じます。
えとさんの作品は、水彩やペンのグラデーションが綺麗で透き通った印象です。罪ある人外を柔らかく描き、異世界に連れて行ってくれる魔術師のようでもあります。
展示スペースではポストカードを販売しており、今回の展示作品以外のイラストも合わせてお楽しみいただけますよ。
10月28日までの展示ですので、ぜひ面会にいらしてください。
作家紹介
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［WEST 1-G］
Staff Chi
