『三人展』
tri
2019.9.11-2019.9.13
[WEST 1-G]
美大で出会った3人triによる展示が開催中です。女子美術大学でそれぞれ絵画を学ぶ3人の初の学外展なんだそう。各々の思う”ひかり”を自由に表現した本展示をどうぞご覧ください。
松本咲音さんの作品はモノトーンで構成されています。
昏い色の中にも鋭利で鈍い光が内から煌々と反射するような色彩の陰影がとても美しいことこの上ないです。
重厚でありながら繊細な表現で描かれている作品はじっくりと鑑賞することをお勧めします。
こちらは宮城里緒さんの作品。光によってできる陰影にフォーカスし、キャンパスに写し出します。具象と思いきや建物などは光によるシルエットであることが伺えます。
一番のお気に入りの作品は窓に並んだ立体。顔の模様は実は木漏れ日を表しているのだとか。窓から差し込む光と相まって思わぬ相乗効果が生まれています。
ふとした日常の風景を描いたこちらの作品は柴崎亜実さん作。
自然の中に佇む木々と日差しによって艶めく葉を爽やかに表現します。近くで見ると粗いタッチで描かれているのですが、その粗さがまるで光の粒子のようにも見え、心地よい眩しさを演出しているようです。建物と木々の間を吹き抜ける風を感じられます。
将来のことはまだわからないと語る彼女たち。今は自身の表現を模索し、試行しながら、ゆっくり未来の自身のあり方に向かっているようでした。
今回が初めての展示だという彼女たちがここから今後作品がどのように変化するのか、楽しみです。
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