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Terumi Solo Exhibition



Terumi Solo Exhibition
2019.8.13-2019.8.15
at WEST 1-C

今年6月に記念すべき初個展を開催したTerumiさん。
短いスパンで、早くも2度目となる個展がWEST 1-Cで開催中。
2ヶ月という期間で新作も加わり、以前にも増して自身の世界観が色濃く表現された展示空間となっています。






6月の初個展からわずか2ヶ月という短い期間での開催となった2回目の個展。
スペースも1-Aから1-Cへと移り変わり、壁面に展示されている作品のうち半数近くは新作で構成されています。

一見ポップアートからの影響も垣間見える画風ですが、幼い頃から親しんできた海外の絵本などがベースにあるのだそう。Terumiさんの特徴とも言えるファッショナブルな人物画は、人種や性別などを超越し、多種多様な表情が描かれていますが、そんなところにも幼い頃から海外のアートに触れてきたということも、少なからず影響しているのかもしれません。

絵本をとっかかりとしてアートに触れてきたTerumiさんですが、そんな経緯から自身の作品ももっと身近な生活の中で楽しんでもらいたいという思いがあります。
自身の作品を木の板に描くのも、展示会場で飾られているそのままの状態で持ち帰り、気軽に部屋に飾って生活の一部に取り入れてもらいたいからなのだそうです。

たしかし紙を支持体とし額に入れた作品よりも、素のままの状態のほうがアートと触れ合える感覚がしますよね。絵の具の質感や掠れた筆致、塗りの部分の向こうにかすかに見える木目などは、まさに作家や作品の息遣いを感じられるようです。




壁面の作品の他にも、小さな原画作品やポストカードサイズの原画など、手に取りやすいアートピースが並んでいます。1-Cという小部屋の効果も手伝ってか、前回の展示よりもさらに、「生活の中のアート」を体現したような空間で、Terumiさんの世界観を感じることができます。またそのことで、「Terumiさんの作品とともにある自分の生活」というのもイメージできる、親近感のある展示空間です。




Tシャツやトートバッグなど、より自分の生活の近いところにあるアイテムにも作品が描かれています。日本のような大量消費の社会の中では、自分の生活に直結するゆえに量販店やブランドのものを求めがちですが、身につけたり持ち運ぶものからアートを取り入れてみるというのは、アートを楽しむきっかけとしてとても意義のあることではないでしょうか。


今回の展示は3日間の開催ですが、来年7月には1週間という会期で再び個展が予定されています。気になる方はそちらもぜひチェックしてみてください。

instagram:https://www.instagram.com/xtm._/?hl=jp

<スペース詳細はこちら>

[WEST 1-A]

staff isaka