ピチピチホームレス
『ピチピチホームレス』
2019.3.29-2019.3.31
at WEST 2-E
アバンギャルドでパワーのある『ピチピチホームレス』の展示、本日最終日です!
この世代ならではの生の言葉と表現が凝縮されています。みなぎっている。
女子美術大学に通う3人、sariooo、NakkY、さゑきからなる『ピチピチホームレス』の展示。こういった展示は初とのことですが、どの作品もエネルギッシュです。共通して言えるのは言葉の強さ、まっすぐさ。どの作品にも自身の紡いだ言葉が散りばめられています。
さゑき
いい意味でラフで、衝動的で、熱のこもった作品たち。
抽象的なドローイング作品は理性で捉えようにも感覚が先に突き動かされるような、ピンポイントにツボをついてくるような、不思議な魅力があります。
何かを表現しているのかを考えるのも面白いですが、それよりもこの作品がどういう気持ちで描かれたものなのかとか、もっと作家自身のパーソナルな部分に思いを巡らせてしまいます。
NakkY
写真だけではなく、言葉も駆使して自分という存在をさらけ出しているNakkYさんの作品。
自分の作品に自己を投影させる真っ向勝負ってそれなりに勇気がいることかもしれませんが、目の前にある写真と文章からは、そうすることがあまりにも自然な行動のように見えます。呼吸を整えるように、吸って吐くのと同じような感覚。根っこから表現者なのだなぁと感じる作品。
感じても言葉に出せないことってあると思います。
みんな感じているはずなのに、あえて口に出してしまったら引かれるんじゃないかとか、嫌われるんじゃないかとか。
でもその一方そんな言葉を臆せずに発することで、それは強いメッセージとなります。そんな方法で自分のアイデンティティーを形作っている人もいて、それがまさにアーティストという人間なんだと思います。
若さと迷い、どちらもさらけ出すのはカッコ悪いかもしれないけれど、正面切ってこれが自分なのだという強い意思が感じられる展示です。この展示をきっかけとして、また次、その次と見ていきたいと思うこと間違いなしです。
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女子美術大学の3人組です。
ピチピチホームレスとして、初めての展示をします。
最近の食事は1日1食です。
展示コンセプト 「僕たちは子どものまま大人行きの切符を渡された。
行く当てのないまま彷徨っていた僕たちが
たどり着いた先はピチピチホームレスだった」
若さと迷いをテーマにした展示です。
https://www.instagram.com/pichipichi_hls
【 展示スペース : WEST 2-E 】