『電気通信大学写真研究部 卒展』
2019.3.6-2019.3.8
at WEST 2-A
卒展シーズン真っ盛りの今週、WEST 2-Aでは電気通信大学写真研究部の皆さんによる卒展が開催中です。
今回は卒業生20数名のうち13名の有志が集まり開催されている展示。
スペースの広さからしてもぴったりちょうどいい人数です。
それゆえ一点一点個性にバリエーションがあります。
『Final departure』というタイトルのこの作品。
ハイコントラストなトーンが退廃的な雰囲気を演出しており、まさに「最終目的地」という感じ。
フィルム撮影によるトーンが印象的な作品。
冷蔵庫の中だったりキッチンだったり、生活感が出ている写真、夜の繁華街、抜けるような青空、唐突のように見えますが日常の集積が6枚の写真により表現されています。
人物の顔がパズルのピースのように分解された作品。
両脇には異なる表情で、一方は像がブレている半面の写真が配置されてます。
中央の写真は形体が分解され、不完全な形で再構築されています。
中でも目、口すなわち「見る機能」、「話す機能」を司る器官が崩れている点において、示唆に富んだ作品です。
平日3日日間の開催となりますので、本日が展示最終日。
お近くにお立ち寄りの際は、ぜひ足をお運びください。
【 展示スペース WEST 2-A 】
written by isaka