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河上『虹色』

河上『虹色』
2018.12.21 - 2018.12.23
[WEST 1-A]


最近になってlgbtqの存在が知られるようになってきました。lgbtqは特別なものではなくて、「好きな人と幸せになりたい」とか「自分らしく生きたい」と純粋に願う人たちが、もっと自由に生きられたり、偏見や見えない壁が少しでもなくなればいいといった河上さんの願いの現れでもある本展。イラストは日常にある幸せをテーマに描かれているので、きっとどなたでも共感できる場面があります。
展示の様子を一部になりますがご紹介します。




スペース内に所狭しと設置されたイラストレーションの数々。
もともと三つ編みの女の子がお好きで繰り返し制作されていましたが、展示会などを経て様々な人の目に触れるにつれ、色々な髪型、ファッションの女の子の絵が増えていったそう。
身の回りや、ファッション雑誌を開いて可愛いと思ったコーデをイラストに落としこんでみたり、その時々の自身の感情が反映されたイラストは見ていてハッピーになるようなものが多く、ぐるぐるとスペース内を回ってしまいます。カラフルな色彩とくすっと笑ってしまいそうになる少しコミカルなイラストはなんだかずっと見ていたくなります。


lgbtqとは、女性同性愛者、男性同性愛者、両性愛者、トランスジェンダーの各単語の頭文字を組み合わせた表現で、qとは性自認や性的指向を定めないクエスチョニングを表しています。(qとは性的少数者の総称を表すクィアという意味でも使われています。)


タイトルにもある「虹色」とは、これらを表現したもので、1-Aのスペースの一面には額装された作品が横並びにディスプレイされています。Instagramになぞらえて制作されたキャプションにもご注目。河上さんの作品は文字とも相性が良く、文字と組み合わせた新たな作品を勝手に想像してしまう自分がいました。。


「天むす」「お寿司」「オムライス」といった食べ物と女の子が融合(!)してしまったイラストにもご注目。その時の河上さん自身がお腹が空いていたり、それを食べたかったりしていたからなんだとか。
時々登場する猫や犬といった動物の描かれ方もなんだか人間くさくて憎めません。
ファッションや動物、食べ物といった女の子の大好きなものがたくさん詰め込められた展示スペースはご自身の「部屋」がコンセプトでもあるのだとか。ついつい長居してしまいそうになります。。


本展を通じて多くの人にlgbtqを知ってもらうことで、lgbtqは特別なものではなくて、「好きな人と幸せになりたい」とか「自分らしく生きたい」と純粋に願う人たちが、もっと自由に生きられたり、偏見や見えない壁が少しでもなくなればいいといった河上さんの願いの現れでもあります。


スペース内には作品の販売の他にも、シールやポストカード、画集の販売も。
是非お手にとってご覧くだだい。


展示は12/23(Sun.)まで。
是非直接一点一点の作品を鑑賞してみてください。
ご来館お待ちしております。




プロフィール

河上
大好きな女の子のイラストをコピックを使用して描いています。
女子美術大学短期大学部を卒業後、一年間専攻科にて勉強。
色々学びましたが、絵を描くことが好きなんだな〜という答えに行き着き
趣味でも描きつづけていけたらな・・・と思っています。

普段はTwitterやInstagramにイラストを載せています。
似顔絵を描くのが好きなので、イベントに参加した時にはたくさんの方の似顔絵を描かせて頂いています。
女の子はとても可愛い。お化粧・髪型・お洋服・ネイル・ダイエット・・・可愛くなる為にたくさんの努力をしている姿も可愛い。好きな人に可愛いって思われようとするぶりっ子も可愛い。ちょっぴり我儘なのも可愛い。そんな私が思う可愛い女の子を描いています。



Instagram:@kawakami_163


>>> 展示スペースの詳細はコチラ
staff jun