ワラニオ
2018.12.7 - 2018.12.9
[WEST 1-G]
「指紋」を思わせる無数の線によって描かれた作品の数々。
是非一歩踏み出して直接 "触れて" 体感してみてください。
一部になりますが展示の様子をご紹介します。
小さい頃、美術館に連れられ作品を鑑賞するうち、ふと目に止まった気になる作品を触りたくなった記憶はないでしょうか。
どうなっているのかもっと近づいて見てみたい。一歩踏み出して直接触ってみたい。
そんな欲求を抑えきれないまま作品に手を伸ばすと、大人にたしなめられたり、柵が邪魔をして触ることができずに残念な思いをする。
作品は指紋を思わせる無数の「線」がボールペンによって描かれている。
画面には独特のリズムや緊張感が生まれ、描かれる線の一つ一つがまるで意思を持つかのように感じられる。
作品に圧倒され思わず見入ってしまうが、本展ではさらに一度描いた作品を作品同士自由にコラージュ/再構成することで、画面の中にこれまでなかった新たな空間や奥行きを感じさせるような表現を試みている点に注目したい。
作品は是非直接鑑賞してみるのがオススメ。お話を伺いながら鑑賞するうち、どのように作品が構成されているのか気になって、思わず一歩踏み出してしまうから。
ワラニオさんの作品は額装されていないものは自由に触ることができ、表面の凸凹やなめらかな質感を感じることもできる。目だけでなく、触ることによって新たな奥行きを感じさせる表現を是非体感してみてください。
展示は12/9(Sun.)まで。
ご来館お待ちしております。
>>> 展示スペースの詳細はコチラ
