写真で伝える会
『噂の写真展2018』
2018.11.13-2018.11.19
at EAST 101
毎年の恒例となっている有志の団体「写真で伝える会」のみなさんによる大規模写真展が開催中!
参加者が多いためパーテーションが入り組んだ迷路のような展示構成となっており、ワクワクが止まりません・・・!
EAST101をめいいっぱい使い作品が並んでいる本展示。
今回はプロアマ問わず総勢37名のフォトグラファーが集まっております。
デザインフェスタギャラリーでの展示は今回で8回目。足掛け7年にわたり継続してこれだけの展示をされています。
展示会場に入りすぐ目に入るのが渡辺邦斗さんの作品。
中判二眼カメラのローライフレックスで捉えた東京の街の風景が真四角のグリッド状に並んでいます。
古き町並みを二眼レフで捉えるということは、ある種歴史の洗礼を受けた街に対して礼を尽くすということなのかもしれません。2020年の東京五輪を前に街の風景はめまぐるしく変わっていくけれど、それでも変わらない風景にカメラを向け、お辞儀をするようにファインダーを覗く。丁寧に丁寧に、その街が刻んだ歴史を残そうとする温かな眼差しが感じられる作品です。
続いて順路を進んでいくと見えるのが伊藤華織さんの作品。
こちらの一連のシリーズは日本とミャンマーの共同制作映画『僕の帰る場所』の撮影現場に帯同し、スチールを担当されたときのもの。
写真をやっている人であれば、映画のスチールは憧れでもあるのですが、実際の現場はとても過酷とのこと。写真を通して信頼関係を気づき、一つの物語の完成を追っていった本作品には、被写体との絶妙な距離感が感じられます。
西 浩二
『dance』というタイトルのセンスにとても痺れるコチラの作品。
風に揺れる花が踊っているように影を作っている様を写真に収めています。
花それ自体ではなく、それが作り出す影を捉えるという発想も熟練みを感じさせますね。
最後に紹介するのは、対象をとにかくどアップで切り取る作品を撮っている寺師 義和さんの作品。
アップで撮るという行為は、極限まで対象に近くという点で具象物を捉えているとも言えるし、反面掃き出されるイメージは抽象的というパラドックスを含み、複雑に入り組んでいると考えることもできます。
なんだか頭がこんがらがりそうですが、本作品は一体何を撮ったものでしょう?
答えは実際に展示に足を運んで確かめてみてください。
展示は11/19(月)まで開催中です。
ぜひ足をお運びください。
出展者一覧は下記ウェブサイトをチェック
http://www.photorhythm.org/img/exhibit/exhibitor.jpg
【出展スペース:EAST 101】
DF STAFF isaka