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成谷 光加 『level : 01』



成谷 光加
『level : 01』
2018.10.28-2018.11.3
at WEST アートポケット

絵の中に必ずいるガイコツのモチーフが印象的な本展示。
自身にとっても模索の最中と位置付ける個展の内容を紹介いたします。






モノクロームのステンシルで構成された題字が目に飛び込んできます。

ゲームをやったことある人ならご存知、まだなにも経験値を得ていない、初期設定の状態を意味する『level : 01』。タイトルには自身が未だ「レベル1」の状態にあるという作家自身の、これからを模索するという思いが込められています。




「誰でもあって誰でもない」というテーマで顔の無い人物を描いているという成谷さん。
作品には顔のない人物と、「形としての顔はあるものの、外見も中身もない」ガイコツが描かれています。

作品は主にステンシルを用いて描かれています。
ステンシルという技術自体、大量とはいかないまでも同じ形の作品を生産することができるもの。仮に顔のない人物=自分がないと考えるならば、作品のモチーフはもちろん、それを表現する技術すら自身のテーマの一部と捉えることができますね。




どれも哀愁の漂う風景の中に、違和感なく溶け込んでいるガイコツ。
絵の中の人物を見守るでもなく、呪うでもなく、ただそこに佇んでいるといった様子。

だからなのか、恐怖や怪異の象徴とも言えるガイコツがポツンとそこにいても自然と受け入れてしまっているというか、むしろ顔のない人物の方にある種の不自然さを感じます。




原画の他にも、ポストカードやイラスト作品集はその場で購入できます。
とくにイラスト集はお買い求めやすく、成谷さんが一貫して取り組んでいるテーマが凝縮されているので、ぜひお手にとってご覧ください。

展示は本日が折り返し地点、11/3(土)まで開催中です。


成谷 光加

http://www.nariya.x0.com/




>>> 展示スペースの詳細はコチラから