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わだかまりプロダクション 『ごにんの受容体』


わだかまりプロダクション 『ごにんの受容体』
WEST1-F
2018.6.17 - 2018.6.23

個々の受け取り方によって変化する「ことば」。伝え方、受け取り方によっていかようにも意味や印象、感じ方が変化することばたちを可視化させた展示会。
深いテーマとともに、5名の作家の存在感の強い作品が集まった濃厚な展示の様子を
ご紹介します。


SNSを通じて知り合った5名による今回のプロジェクト。昨年12月に結成された
わだかまりプロダクション、メンバー同士展示のためになんども話し合いを重ねてきたそう。
今回の展示に向け、5月12日、13日に開催されたデザインフェスタvol.47では、
そのプロモーションとして5人で巨大ライブペイントも描き上げました。

スペースでは、作品がテーマごとに5つのセクションに分けられています。
5名が1つずつテーマを設定し、それに合わせて他4名が共通のワードから
連想される作品を制作するというユニークなもの。

おなじ単語でも、それぞれによって受け取り方は実に様々、ことばから感じるものを具現化した、5人の感覚の「ずれ」のようなものを楽しんでいただきたい展示です。

 「あめ」
雨、飴、Rain、Candy、etc.
同じ意味でも日本語と英語でまた感じ方や思い浮かべることは違うもの。
単語を選んだ当事者の作品を中心にし、他作品が並べられております。
タイトルのことばをもとに繰り広げられるそれぞれストーリーを想像してみるのも
楽しいかも。

「あい」
愛、哀、藍、会い、Love、Eye、Srrow、I、Meet、etc.
同じテーマでもこんなにも印象が違う作品に仕上がります。
個々の思考の違いを視覚化したものが鑑賞できる大変興味深い展示ですよね。


「うえ」
上、飢え、Top、Starvation、etc.
静的なものから動的なものまで様々。こうして並べることで個々の個性がより強調され、思考や考え、捉え方の違いが感じられつつ、作者の性格まで透けてみえそうなくらいです。

テーマ作品以外にも、各作家さんの作品をご覧いただけます。
個人的に気に入ったなかがわ寛奈さんの作品。不思議な生物は気味の悪さがありながら
どこかとぼけた雰囲気がありクスッと笑ってしまう、そんな違和感も魅力のひとつです。


グッズ販売も各種ございます。ポートフォリオなどもご覧いただけますよ。

1枚1枚がとても濃い作品ばかりなので、かなりおなかいっぱいになる展示です!
原画作品は購入も可能ですので、ぜひ見にいらしてくださいね。
展示は6/23(土)まで。

<わだかまりプロダクション>



<参加メンバー>
なかがわ寛奈 @NakagawaKanna 
「なにかがひっかかる・・・」そんな子供の頃に持ったあの疑問にも似た・・・そんな表現を目指しています。

HP:kannanakagawa.wix.com/artsite

たかや。@torahachi89
自分の好きなものをメインとした絵を描いています。

HAL @Hal_sama8
自分なりの心地の良い空間を描いていきたいです。

賭望 @kurenai09291982
人間の心の中にある、自己との葛藤。それに負けない心を絵に表現したいと思っております。

繭見 @_diewhoQ
あなたの。誰かの。
どろどろぐちゃぐちゃのこころの膿をかきます。


【使用スペース:WEST1-D】