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早稲田大学絵画会&慶應義塾大学パレットクラブ 『早慶展』



早稲田大学絵画会&慶應義塾大学パレットクラブ
『早慶展』
2018.3.7-2018.3.9
WEST 2-A

野球を始めサッカー、ラグビー、レガッタなど事あるごとにしのぎを削ってきた二つの大学。芸術の分野においてもそれは例外ではありません。

年末には両校の写真部・カメラクラブによる『早慶展』が弊廊にて開催されましたが、今回の展示は両校の美術サークルによる『早慶展』です。






展示のメインビジュアルからも分かる通り早稲田の絵画会、慶應のパレットクラブによる『早慶展』は、それぞれの有志が参加するグループ展。
スペースの入り口を入ってすぐのところに人気投票が掲示されていて、文字どおりの「早慶戦」です。来場者は気に入った方に票を投じることができます。

会場はざっくりと早稲田サイドと慶應サイドに分かれており、写真は早稲田サイドです。




そしてこちらの写真、真ん中から右側が慶應サイド。
ご覧の通り純粋な作品点数で言えば早稲田の方が多いようです。

早稲田大学絵画会からは過去作も出展されている方が多いようで、そのため点数も多くなっているのだとか。


濱田あゆみ『雪盛』 

作品を見ていきましょう。
こちらは早稲田大学絵画会から。タイトルは『雪盛』とあります。
昨年は某番組発の「熱盛」なんて言葉がバズりましたが、語感がそれに似ているのとスマートフォン用カメラアプリsnowで「盛って」いる写真を表現したという、二重の意味で現代的な作品。

写真で盛っている様子をさらに絵画として描くというのはありそうでなかった発想です。


木下 優里『Purity』

こちらは慶應義塾大学パレットクラブ。

木パネルをベースにセラミックでライオンの顔を象った立体作品。
パレットクラブと聞いてつい絵画やイラストがメインのサークルを想像していたのですが、なんと自前の焼き釜を持っているのだとか。そのおかげで絵画のみならずさまざまな形態で日々創作活動に励んでいるのだそう。

Purityには清廉、純粋などの意味がありますが本能に正直な動物たちはある意味で人間と比べてとても純粋な存在と言えます。この作品のライオンも百獣の王らしい優雅で純朴な表情をしていますね。


伝統の一戦は明日まで開催中。
たくさんの作品が一堂に会しておりますので、ぜひこの機会に足をお運びください。


【 展示スペース WEST 2-A 】