『コQ VOL.2』IDENTITE ET PERSONNALITE
2017.12.8 - 2017.12.10
[WEST 1-C]
今年6月、初めての個展を1-Aで行ったコQさんによる2回目の個展。
今回はスペースの異なる1-Cで、ご本人曰く「アトラクションのようにしたかった」という空間は、更に混沌とした世界となっています。
スペースへ入ると大きなハートがお出迎え。
様々なファブリック...ドットやストライプ、中には着なくなった水着など様々。またアクセサリーやボタンなどのパーツを一つひとつ組み合わせ繋ぎ合わせるようにして出来た作品は存在感たっぷり。
取り繕わず剥き出しになったハートが目の前に現れたかのよう。
(作品には触るどころかハグすることも♪)
以下キャプションより引用
ボクのナマエは「タマシイ」
とてもいびつなハートのカタチをしている。
イマにもハレツしそうなボクは、ナミダやヨダレ、チをながしているから、
まだギリギリのトコロでハートのカタチでいる。
入って左の壁面には壁を覆い尽くさんばかりのコQさん独自のイラスト作品がずらり。
こちらの作品はすべてダンボール紙の上にイラスト作品を貼り付けたもの。わざわざ用意したものでもないありふれたダンボールという材料の上からカラーテープを貼ってコーティング、その上に様々なイラストをコラージュして仕上げています。
カラーテープが簡易的なフレームのような役割をしています。
前回の展示でも感じたことですが、コQさんは展示空間そのものもキャンバスのように使って表現されているような感覚を覚えます。日々、瞬間瞬間、違った層の元に現れては消えていく新しい自分というものを、その都度きちんと残しておくための作品制作。そのため作品数は膨大になります。展示している間はこの空間自体がコQさんの作品と言ってもおかしくないのかもしれません。
当初はブローチ作りを自身のベースの表現としているコQさんですが、スペースをぐるりと見て回ればその表現も今では多岐にわたることが見て取れます。ブローチだけでなくTシャツやカバン、中にはお皿にまで手描きされたアイテムなど、とても魅力的ですのでチェックしてみてくださいね♪
定番となっている手作りブローチもラインナップが豊富です。
ひとつひとつにストーリーがあり、そのお話をお聞きすることもきっと楽しいはず。
終日在廊されておりますので是非お声かけしてみてくださいね♪
作品は全て一点物なので気になったものがあれば是非手にとってみてください。
展示の全てをご紹介はできませんが、このスペースへ訪れた方へたくさんの刺激を与えてくれるであろう作品は是非ご自身の目で鑑賞されることをおすすめします。
展示は本日が最終日となります。
ご来館お待ちしております。
プロフィール
<コQ>
2015年より活動。
プラ板で作ったブローチなどのアクセサリー、絵、加工写真やイラスト、立体作品、映像など、湧き上がるとあらゆることに手を付けています。
緻密さより危うさ、クオリティーよりクリエイティブ、「混沌」と言う言葉がふさわしい世界を作っています。
https://www.instagram.com/explore/tags/%E3%82%B3Q/
DESIGN FESTA GALLERY 原宿
Staff Jun