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須田誠 写真教室 表現クラス16期『世界の見え方、拡げ方』

須田誠 写真教室 表現クラス16期『世界の見え方、拡げ方』
2017.12.9 - 2017.12.10
[WEST 2-C]


写真家の須田誠さんのもとで学んだ4名の卒業制作展です。
「表現すること」について様々な角度から考え、学び、3ヶ月をかけて制作した写真の成果が写真集になって展示されています。
本日最終日を迎えた4名の展示の様子をご紹介致します。




前田 理恵子《今は短し進めよ乙女》

自信のない自分を、この写真集を通して超えたいという思いで作ったというセルフポートレート作品。
真横から自分を客観的に捉えた作品で、思いの強さが感じられます。
キャプションより「今は短い。立ち止まっている時間はない。やりたい事にどんどん挑戦していこう!」というメッセージが込められています。色数を絞ったことで一層気持ちの強さが感じられる作品ですね。
Instagram:rie_phototo



佐々木 翔太《無題》

グリーンやレッドの美しい色味が印象的なこちらの作品は佐々木さんによる作品。
風景写真を主に撮っているとのことですが、どの写真からも美しく印象的な色彩を多く感じると同時に、それぞれ何かメッセージが隠れているのではと思える作品ばかりで、メッセージを知らないまま鑑賞を終えるのがどこか名残惜しくなるような気持ちになりました。
Instagram:shinom912



八木田 直樹《かくれんぼ》

 同じ海であっても、
 見方を変えれば、
 全く違うものが見えます。

 これは普段の生活でも言えることで、
 見方を変えれば、
 ちょっとした散歩道も、
 嫌だなと思った他人の行為も、
 全く違うものに見えます。

 かくれてなんかいないで、でておいで。

 ほんの少しの遊び心と余裕を忘れずに、
 写真も、普段の生活も、楽しんでいけたらいいなと思います。

透明感にこだわった作品たち。
フィルムをアクリルに貼り付け展示しているため、
光が透過するとき影ができ、不思議な立体感を感じます。
Instagram:yagimememe



小山 恵梨佳《PLEASURE》

 忙しい日々の中で ふとした時に気づく
 身近なものの美しさに 救われることがあります

 日常にある ちょっとした出来事に喜びを感じられる
 こころにゆとりのある人でいたい

 そんな想いを込めて 写真集 'PLEASURE' をつくりました
 この展示会にお越しくださった方にも 少しでも共感いただけたら幸いです


キャプションを読んでいるだけで優しい気持ちになっている自分に気がつく。
こんなにまっすぐに見つめる猫の気持ちってどんなものだろう。
かわいい、きれい、うれしい、かなしい
ごく当たり前のことをつぶやいたり作品にできる人はきっと優しい心の持ち主なのだろうなと、しみじみ感じてしまった。
Instagram:_erkayan_




メンバーそれぞれのフォトブックもエリアを設けてディスプレイされていました。
ポストカードの販売や、各種グッズの販売も。
写真集を含めると見応えたっぷりな内容です。


展示期間中は多くの来場者が訪れ、スタッフがスペースへ入るタイミングを逸するほど。
卒業後、生徒さんそれぞれのご活躍が楽しみになる展示会でした。



- 出展者 -

須田誠 写真教室 16期生 4名

小山恵梨佳
佐々木翔太
前田理恵子
八木田直樹




【展示スペース:WEST 2-C】

DESIGN FESTA GALLERY 原宿
Staff Jun