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KnitLisa 『KnitLisa presents SOCK FES 2017』



KnitLisa
『KnitLisa presents SOCK FES 2017』
2017.10.22-2017.10.24
at WEST 1-C


この展示が始まると「あぁ、冬もすぐそこまで来ているんだなぁ」と感じます。
KnitLisaさん主催のニット作品展示、今回は「くつした」しばりです。




かねてからDFGで個展を開催していたLisaさん。
今回は交流のあるニット作家を集めてのグループ展となります。
広島、富山、横浜、茨城と全国から5人の作家が集まり、作品を展示しています。
それも全部くつした。

もともと「アート作品としてのニットを浸透させたい」と個展を重ねており、
今回のグループ展もその延長戦にあります。




集まった皆さんは普段マーケットやハンドメイド市に参加されたり、
キャリアも浅い人からベテランまで様々。
ですが、今回はギャラリーでの作品展示ということを前提として「くつした」というテーマを決め、あくまでもアート作品としてのニットを作り、展示してみよう!という呼びかけをして、今回のグループ展に至ったとのこと。

展示されている作品も各自一つひとつにタイトルとコメントが付けられています。
作家一人ひとりが丁寧にものづくりをしているという姿勢が伝わってきますね。
愛情が込められたものには、使うこちら側も愛着が湧くというもの。
大切に作られたものは大切に、永く使いたくなりますよね。




今回特徴的なのは、作品のお持ち帰り用の袋も作家さんの手作りということ。
Lisaさんの肝入りの企画です。

端切れを使って縫い合わせたもの、このために記事を新調して作ったものなどさまざま。
作品のみならず隅から隅まで手作りで、袋ひとつとっても各々の個性が発揮されています。




飾り棚にはこれぞニットアート作品と言うべきLisaさんによるオブジェクト作品が展示されています。
8本のソックスから校正されている立体作品で、本年に行われた公募展の入賞作品だそう。

ただ本人曰く「8本とも頑張って編んだ靴下なので、早くバラしたい・・・」とのこと。
これは見逃せないですね!




こちらもLisaさんの作品。
出来合いの毛糸ではなく、一から糸を紡いで編んだくつしたです。
手作業で糸を紡いでいるため、毛糸の太さにバラツキがあり部分部分で玉になっているところが可愛らしい。個人的に推したいポイントです。

「できれば手離したくない」というコメントからも、愛情を注いで丁寧に一つひとつの作品を作っているということが伝わってきます。


さて、冬もすぐそこですね。
手編みの靴下は日常使いにもオススメです。
考えてみれば、生活用品としても手軽に使えるアート作品としてニットはすごく身近なものなんですね。

展示は本日19時までオープンしています。
長く寒い冬を楽しむためのアイテムとして取り入れてみてはいかがでしょうか。


KnitLisa
http://tre.chiaia.net/




【出展スペース:WEST 1-C】

DF STAFF isaka