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東京家政大学写真部 『夏展』

「涼」
石田 結花

東京家政大学写真部 『夏展』
2016.9.1 - 2016.9.4
EAST : 302

どこまでが夏か、
いつまでが夏か。
9月という文字を眺めると考えてしまう。
「夏」がテーマの写真展






日本では変わりゆく四季に対応して、
その季節を象徴するアイテムや行事が登場する。

花火、うちわ、扇風機、スイカわり、海水浴、ひまわり...。

夏を象徴するものは数あれど、
なんといっても、外せないのは、
鮮やかな空と雲のコントラストだと思う。


「夏のつくり方」
西田 夏奈


真っ青な空に浮かぶ雲を、
プラスチックの立方体に閉じ込めようとする試み。
日光がその左手を強く照らし、
その光の具合、コントラストもまさに夏まっしぐら。


「夏の思い出」
中川 江梨


コテコテ、夏の思い出のテンプレートを再現。
白いスカート、ショートパンツで波打ち際で水遊び。

二人が戯れあう姿と、
一人ずつのバストアップの組み合わせは、
より彼女達を知りたくなる欲求をくすぐる。


上村 雪乃


絵画作品のように強烈なワンシーンを捉えた一枚。
 鉄さくのある屋上ナメの打ち上げ花火。
火薬の破裂、光の軌跡が夜空に爪を立てたかのようだ。

しかし、じっと眺めていると「花火」というイメージは徐々に溶解し、
まるでハリネズミみたいに思えてきた。
生き物みたいに、思えたのだと思う。


ギャラリーの周りでもまだまだ蟬は鳴いています。
もう少しだけ続く「夏」を写真を通じて感じましょう。


東京家政大学写真部 『夏展』
2016.9.1 - 2016.9.4
EAST : 302