駅前末屋
『「動物人形と小さな家」展』
2016.3.4-2016.3.6 at WEST 1-C
なんにも考えずにただただぼーっと眺めていたい。
そんなヒーリング効果のあるミニチュア作品が1-Cにて展示中です。
冒頭の作品の後ろ側。
ぱっとみて目の届かないところもこだわり抜いています。
「隅っこに置ける動物人形やオブジェになる和洋ミニチュアハウスを心のままに」作っている駅前末屋さんの今回の展示。
動物人形は石粉粘土で一つひとつ象られ、丁寧にペイントをして仕上げています。
その表情にとろけそうになってしまうものばかりです。
動物人形に癒されつつ、こちらのミニチュア作品にはどこか退廃的な雰囲気が漂います。
見にきた人からはジブリやムーミン谷のようと形容されることが多いそうですが、
なるほど、私も同様に天空の城が思い浮かびました。
『崩れた塔の下で』というタイトルがもう堪らなく素敵なのですが、
そこに佇むウサギのミニチュア人形がキュート。
陰と陽の世界観が同居しています。
木材をメインにイマジネーションを発展させた作品。
タイトルは『沈む教会』。
ファンタジーが凝縮されています。
中世ヨーロッパの古城を想起させる『山の上にある城』。
どの作品にも共通して言えるのが、これが完全なるディストピアではなく、
新たな命が芽吹いているということ。
希望に満ちあふれた世界なのです。
さて、ここからは全力の癒しタイム。
ピヨピヨと鳴き声が聞こえてきそうなミニチュアの世界です。
ペンギンが庭先で水遊びの図。
傍らにはかき氷がスタンバイされています。
早く夏来ないかな。
とりさんも一つひとつ表情があって、愛着が湧きます。
とりヘヴン。
前の写真が作品としての完成形、
こちらは作品化されるのを待っている方々です。
「在廊中暇過ぎて」ということで増え続けるスズメたち。
もちろん一つひとつが手描きなのでどれも唯一無二です。
過去の作品や展示作品の制作過程、お嫁に入った作品などは展示中の写真で楽しめます。
展示は本日までですが、駅前末屋は新作を携えて5月のデザインフェスタvol.43に出展予定。新作が待ち遠しい!
駅前末屋
http://ten-on.main.jp/matsuyatop/index.html
https://www.instagram.com/matsuyadoll/
【出展スペース:WEST 1-C】