TAEKSANG YOO 『Storytelling Picture Book』 2016.2.1 - 2016.2.3
感情表現からなる顔の様々な動きを抽出し、目、口、眉などそれぞれをアイコン化したものを、組み合わせて楽しむといった、子供たちへのワークショップとして活用したテクサンさんによる展示が開催中。
韓国にお住まいのテクサンさんは定期的にここ、デザインフェスタギャラリーで
様々な興味深い展示を行ってくれています。
今回は人間が持つ様々な感情をマッピングし、実際に自分でその表情を記録した
図表を制作するなど面白い研究成果を展示中です。
冒頭ではなんだか小難しい言い回しになってしまいましたが…
単純なしくみながらとっても興味深い彼の取組み。
下が基となった感情に関するマップ。
対人間関係、対状況それぞれから起こる感情を自然的なものを
抽象的、知的、本能的に分類しマッピングされています。
こんなにありましたっけ感情って…!(0_0)
それを実際に自身でも再現。
いやー何気に難しい作業ですよこれは。。。
そしてそれぞれの表情パターンの、顔の各パーツを抽出。
次はアイコン化。
出来上がった様々な顔のパーツを、
大っきくしてプリントしてカットして。。。。
からだとなるキャラクターを描き上げて、表情を組み合わせていく。
写真左側のいろーんなぱーつと体の組み合わせから、
右のように、つくる人によって千差万別のキャラクターができるわけです。
うーーーんこれはおもしろいッ
たまに言葉では言い表せられないような、複数の感情が組み合わされた、人、または
自分の表情に出会うことってありますよね。
テクサンさんはまさにそういった、「感情」という言葉では説明しづらいものを
とてもわかりやすく図解で理論的に表現されています。
ユーモアに溢れかつ理論的。テクサンの人柄すらもこの研究内容に顕れているような
気がします。
(ご本人はおだやかで気さくなジェントルマンです!)
TAEKSANG YOO 『Storytelling Picture Book』 2016.2.1 - 2016.2.3
シンプルな展示ながらじっくり楽しめる、見応えたっぷりの作品^^
展示は明日まで。ぜひ見にきてください!
【使用スペース】
DF STAFF ASUKA