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立正大学・清泉女子大学写真部


「立正大学」と「清泉女子大学」
同じく品川区に位置する二大学による合同写真展

『品川区2大学合同写真展』
EAST : 303 にて開催中!!





立正大学は入口右手側、
清泉女子大学写真部は入口左手側に作品を展示。

コントラスト際立つ作品が多く、
夏の終わりを印象付けるようにも見えました。




まずは、立正大学側の作品からご紹介致します。



「白煙」 岩永 太貴


カメラを傾けて、角度が付いた地面を見ると、
その上に立つ者達が必至に踏ん張っている様子を想像してしまう。
そんな彼らの背後から伸びる雲。

プリントの大半を青空が占めていることもあってか、
その雲はのろしのように、意味ありげに漂っている。



「雲隠れ」菅家 優介


日本、ではないように見える。
霧が立ちこめる山里、
しかし段々畑の水面は揺らぎなく、大変静かである。

この霧はどんどん量を増やし、
やがてこの一帯を飲み込んでしまいそうだ。



「カコム」 堀越 瑞生


絵画みたいな写真だなと思った。
対象の輪郭が曖昧になると、
意味が溶け出して、別のモノになってしまうことがある。

その情景、そしてフレームや、マットまでもが、
「カコム」ことを目的として存在しているみたいだ。
それにしても、気持ちの良い青。




ここからは清泉女子大学写真部の作品紹介です。



「Jf」 早川 未菜美

壁に多数備え付けられた青い植木鉢。
「Jf」というタイトルとの関連性を考えていて、
一つ「Jellyfish 」という答えを出してみた。

地面から、白色の壁から浮いているように見えたから。
(違ってたらごめんなさい)



「夏の路」 常田 彩加


私の地元にも、線路を横切った先にホームがある駅、あります。
まーっすぐに伸びたレールの向こう側、
山があって、その際を走るのか、
それともトンネルがあるのか。

この先を考えて、どうしようもなくワクワクする。



「この指とまれ」 岩崎 愛未


その言葉は同行した友人達に向けたものか、
それとも撮影者に向けたものか、

それとも、
魚達に向けたものであるか。



「海に映る夕日」 黒澤 優香


王道である、が、しかし、王道の素晴らしさよ。

これが川や湖であったなら、同じ景色は望めない。
引いては返す、海だからこそ、味わい深い。



立正大学・清泉女子大学写真部 『品川区2大学合同写真展』
会期:2015.9.4 - 2015.9.6