写真歴十年にして、今回が初めての展示だそうです。
風景をメインに撮って来て、最近は廃墟ばかりなのだとか。
額もとても雰囲気がありますが、今回の展示のために用意した訳ではなく、元々好きで集めていたアンティークです。廃墟や古民家、アンティークなど、古いものが好きなのだそうです。
中央に何かがある構図が多く、画面がとても安定していて、目を引きます。
そこに写っているものと正面から向き合っている、そんな紫紺茶屋さんの真っすぐな視線を感じます。
今回の個展に合わせた写真集です。
敢えて地味め(だけれども、壁の肌理が素晴らしい)の写真を表紙に持ってきているところも好感度大。「廃墟いいでしょ、かっこいいでしょ」という撮り方では決してなく、それどころか「この古い壁の感じ、見てて飽きないなあ。どんな人がここに居たんだろ」と、紫紺茶屋さんが廃墟で時間を過ごしている様子まで想像できます。
今まで撮って来た写真も見れます。旅先の写真や自然、廃墟など。
blogでもタイトル、コメントと共に写真が見られます。展示とはまた違った見せ方ですので、こちらも是非。
http://shikon-chaya.blogspot.jp/
DF STAFF KOZUE