今回「対」をテーマに6名が参加しています。
こちらの作品テーマは「繁栄と衰退」。メンバーの二人がテーマを対比。デコラティブな「繁栄」に対して段ボールの額縁、作品が傾いている「衰退」展示方法がユニークです。キャプションにはテーマの文字と撮影した本人画像が写っていてとても新鮮です。
こちらのテーマは「白と黒」。作品はもちろんですがキャプションの二人の言葉と服装が反転しています。しかし、キャプションと作品、全体として見ると白と黒が分離せず調和しています。
「女と男」、女は果物や植物を頭に乗せています。生命を生み出す象徴として捉えることができます。一方男性は一人孤独に思考しているかのようです。男性は理論的思考が強いことを暗示しているのでしょうか。モチーフや着眼点に解釈の違いを感じます。
スペースの奥には６名が撮影した写真と映像、海のさざ波、電車など、日常の音が流れています。音と映像は互いに関係性がなく、写真もテーマはバラバラ。写真と映像、音をシャッフルした作品です。
室内は舞台のセットのような空間。装飾的な額装、平面の写真を立体的に見ることができる展示構成でした。
写真サークルには演劇に関わる人をはじめ様々なバックグラウンドの方がいます。ジャンルにとらわれず、写真表現で交流することを目指しています。
次回は2014年夏、「撮りたい背中」というテーマでteam妄想組♡という女性グループで展示を予定しています。
今後どのような作品展開していくのかとても楽しみです。
DFスタッフ 上園
