WESTの二階奥、2-Eで、とても素敵な作品展がやっています。
タイトルの作品9点と、別のシリーズ2点で構成されています。
スカートの襞が波のように寄せて、その上には別の女性が乗っています。
何かが伸びていって、それが誰かの何かにつながって、絡まっていく。
展示に関しての説明は、スペース内に見当たりません。
絵に何を思うのか、どのように読み解くのかは、見る人に委ねられているように感じます。
過剰に説明する訳でも、突き放す訳でもない、居心地のよい空間です。
(居ないのに)適度に小山さんに親しみを感じつつも自由に見られる感じも、上手いなあと感じました。
ざっくりと塗ってある人物描写もたまらないし、
その間をつなげていく、緻密な線との対比にもときめきます。
小山さんが今までどんな作品を描いてきて、今回何故このテーマを描いたのか、それまでにどんな紆余曲折があったのか、私にはわかりません。でもそれを想像しなくても、ただ単純に「いいなあ。好きだなあ。今日は素敵なものと巡り合えた」と満足出来る展示。
別シリーズはブログで紹介しませんが、そちらも良いです。くすりと笑った後に、小山さんと友達になってみたいと思ってしまうのは、きっと私だけではないはず。
30日までになります。
DF STAFF KOZUE