YUDAIさんの展示、本日が最終日です。
搬入時にお話が出来ず、後でスタッフ間で「なんだろうね、鳥居があるね」「これ、しめ縄かなあ」「真ん中の仕切りは水平線?」等と憶測の飛び交う会話をしていたんですよ。
後でスケジュールを拝見した時に「三貴神」とあって、納得しました。日本の神話に出て来る、三柱の神様の絵なんですね。
「神道」というと大掛かりな気がするし、普段あまり意識することがない人が大半だと思いますが、実際私達の生活の細部に、こうした土着の思想が密接に結びついているように思うのです。例えば外国の人と交流をしていて、ふとした瞬間にそんなことを感じたりするのです。
そんな前提の上で、こちらの作品を拝見させて頂きました。
これを描いたYUDAIさんの関心がどこにあるのかは、作品一枚からは見えにくいのですが、暗いバックに浮かび上がる暖色のツクヨミやアマテラスのシンボルが印象的です。そして、この全体的に艶やかなマチエールも気持ちよいのです。
背景も真っ黒ではなく、よく見ると緑や赤が見えてきます。何を思い、何の為に絵の具を塗り重ねていったのか。興味深い作品です。
DF STAFF KOZUE
カテゴリー:
Design Festa Gallery 原宿
,
kozue