アートピース二区画(EAST : AP-14,15)を使用して開催中、
equalさん × SeMさん による二人展。
二人展といっても、一つの支持体に対し、二人が手をかける
共作を実践する場として展開されています。
お二方とも、絵描きというカテゴリーに内包はされるものの、
抽象画(equalさん)とライブペイント(SeMさん)では明確に異なるものであります。
かなり実験的要素を多く含んでおりまして、
着地点を予想するというよりも、出来上がった形を生のまま
享受しよう/したい という意気込みが伝わってくる。
二者の描写は、絵具のように混じり合い、新たな色を作り出すでもなく、
パズルのピースのよう組み合い、不思議なパターンを生み出すでもなく。
二枚のレイヤーと化して、奥行きのある新たな画面を構築します。
物理的/精神的にも厚みを得ているのが明らか。
他者という異物を互いに取り込んで、
そこから得られる経験を活かそうする大変前向きな展示。
この機会は、次の一歩にどんな波紋を呼んでくれるのか。
7月22日(日)まで公開しております。
(ぱんだ)