Photodn展示部『道』
2020.12.10 - 2020.12.13
[EAST 101-B]
写真やカメラ関係の話題専用のSNS、「フォトドン」で知り合ったメンバーによるグループ展が開催中です。スペースの壁いっぱいに並んだ11名それぞれの「道」をテーマとした写真作品をお楽しみください。
「道」と聞いて、何を思い浮かべますか?
人が通るところ、物の道理、目的に行き着く道すじ、手段…。他にも様々な意味を持つ「道」。本展示は、11名のカメラマンが歩んだ道の写真展。カメラマン自身の生き方や変化が垣間見れる展示の様子を一部ご紹介いたします。
道がテーマということが視覚的に分かりやすい山月さんの作品。
右側は先が見えそうで見えない道、中央は横断歩道、左側は画面の大部分が大空でどこまでも続いていきそうな道。それぞれ3枚ずつ整列されています。
トンネルのずっと先を見ると、抜けた先の光が微かに見えます。
森の中にある暗い道、トンネルの中は周りが見えなくて不安にもなりますが、その先は明るいと信じて進むのは、人生の中で何度も起こり得る、何かを抱えながらも目標やゴールに向かって進む様子とどこか似ています。
右側の写真から左側の写真を順番に観ると、先が見えづらい写真から広大な写真へと変化し、視界が広がり、明るくなっていく流れは心が解放していくようです。
ハラサトコ
動物好きのハラさんが、「牛さんを見たい!」という理由だけで7年前に訪れた場所。
そして、思い立って再び訪れたその場所。
牧場で過ごす牛は、草原でのんびりしている様子を想像する方がほとんどかと思います。
ハラさんもそのイメージを持ったまま楽しみな気持ちで牧場へ行くと、家畜としての牛の姿を見せられました。7年前のその時の光景や、ショックな感情を忘れることはなく、今年同じ場所へ牛を見に行くと、以前とはまた別の感情が生まれ、違って見えたのだそう。
写真に収められた牛たちは、人間の手によって育てられ、いつかは命を人間に捧げることになります。牛が、自身に与えられた道を生きる様子からは、家畜であることを不憫に思うのでなく、生き物の命の意味や役割について考えさせられ、尊い存在であることに気付かされます。
小笹翼
今年の道ゆく人を撮影した作品。
どの写真に映る人も共通してマスクをしている姿から、数年後に見返したとしても2020年は「コロナの年」とも言われる1年だったとすぐに思い出せるような道ゆくひとたち。
様々な目線で撮影された道ゆく人たちは、それぞれの目的へ道を選び、写真を撮られていることにも気づかないまま歩いて行きます。
子連れのお父さん、並んで歩く友達、全員が違う生き方をしていて、違う道を選んでいます。
「道」というテーマから様々な表現が見られる本展示は12/13(日)まで。
展示について
出展作家(photodn 写真部)
KAI.MARUYAMA
HP:https://www.night-view-lover.tokyo/
小笹翼
HP:https://kozasa.net/
Instagram:https://www.instagram.com/gin_gitune/
Twitter:https://twitter.com/gin_gitune/
茂野裕紀
マストドン:https://photodn.net/@k_yonegishi
jake
マストドン:https://photodn.net/@jake
たかはす
note:https://note.com/tkhsx
TOCATTI
マストドン:https://gingadon.com/@TOCATTI
:https://photodn.net/@TOCATTI
山月パン
Instagram:https://www.instagram.com/purogorota/
ハラサトコ
HP:https://www.satoko-hara.com/
Twitter:https://twitter.com/tocophoto
松村うし
HP:https://salon.io/Ushi-m
note:https://note.com/ushi_m
Instagram:https://www.instagram.com/ushi_m/
Yosuke Kanbe
米倉正年
tumblr:https://yonenchi-photos.tumblr.com/
Instagram:https://www.instagram.com/cloud_nine_jp/
Twitter:https://twitter.com/yonenchi