バナーエリア

このブログを検索

溢展 『第1回溢展』

 『第1回溢展』
溢展
2019.10.18 - 2019.10.20
WEST 1-G


東京在住の30代男性3名による「溢展」が現在開催中!
作家の視線はさまざまな人物の内面へと向かい、また作家の内面から作品として溢れ出します。
その活動の第一歩を踏み出した本展の様子をレポートします!




“人の内面から溢れるものに満ちた創作物は、世界に、新しい美・新しい価値観を
気付かせる。それらが脈々と積み重ねられ、豊かな文化が生まれ育ってきた。
容易い事ではないが、僅かでも、溢れ出るものを表現し、今を生きることの面白さを感じたい。そのための機会作りと修練を目的に、溢展は発足した。”
(会場キャプションより)


本展に出展するのは、大和田勝文さん、石川怜也さん、榊祐作さんの3人。
「何かを始めよう」と集まり計画したのは「作品展示会」。
今回ついに第一回目となる展示会が開催されました。

「溢れ出るものを絵画に表現すること」がコンセプト。
偶然にも作品のほとんどはポートレイトになったといいます。
それぞれの表現で描かれる人々の姿が自ずと宿した、
描かれる者、描く者両者の内面に注目です。



榊祐作さんの作品


水彩の透明感が素敵な榊さんの作品。
さらさらと流れるように繊細な線も印象的です。
女性たちの大きな瞳から溢れ出るメッセージに自然と惹きつけられます。
ぜひ作品との対話をしてみてほしいです。


石川怜也さんの作品




油彩で描かれているのは石川さんの作品。
顔にフォーカスした作品たちは、どれもまっすぐな視線をもっています。
それは同時に作家がモデルの外見だけにとどまらず、その内面にまで向けたまっすぐな視線とも交差するようです。

大和田勝文さんの作品



今回、唯一静物画も出展しているのは大和田さん。
描かれた果実と動物の頭蓋骨は、自然と「生」と「死」のイメージへと繋がっていきますが、
そのどちらにも「溢れでるもの」があることを改めて伝えてくれるようです。


今回が記念すべき第1回となった『溢展』。
「人」と「人から溢れるもの」に向き合う作品が今後も発表されていくのが楽しみです。

展示会タイトル: 『第1回溢展』
溢展
会期:2019.10.18 - 2019.10.20
スペース:WEST 1-G


>>>展示スペースの詳細はこちらから
staff shimada