テンプル大学ジャパン・アート学科



テンプル大学ジャパン・アート学科 による展示会、
『シェード / ヒュー』
EAST : 201,203 の2スペースにて同時開催中!!






出展作家

・ リョウコ・カライガー(写真)
・ キヨアキ・リー(コンピューター・イメージング)
・ エグリフ・パスカル・サントソ (ドローイング)
・ オルガ・ガーノバ(写真)
・ エイミ・マツカワ (ドローイング)
・ サクラ・スズキ (ドローイング)
・トム

 オルガ・ガーノバ

「方向音痴ランド」


縦横の比率、大きさが異なる写真たちが、
左右(だいたい)対象に展示されている。

おおまかな場所は理解できており、
細かい住所までは特定出来ていないのだろう。
だから(だいたい)

目的に到達出来なかったとしても、
その先々で出会ったものたち。
迷わなければ、出会えなかったものたち。

エイミ・マツカワ

「Framed Lips」


フレーム入りであることがタイトルにおいても説明されている。
つまり、切り取られていることが大前提であるということ。

光を照り返す唇と、
血の気を感じる唇。

貴方のお好みはどちらだろうか。

 トム

「Atramentum Ⅰ」


モノクロームの色調で描かれた髑髏とカラス。
色数が減らされた情景からは、
時の経過と喪失感を受け取る。

口を開けた髑髏はその造形のみでは、
表情の判別はできないから、
鑑賞者側が好き放題に感情を貼付けることができる。

では、口元に添えられた可憐な花を、
どう受け取ろうか。

 キヨアキ・リー



複数毎のドローイング作品を展示。
素材は、ミクストメディアである。

個々の作品はおおよそ10分で制作された。
 タイトルは「Shade 」「Hue 」の単語が含まれる。

文字/言葉、色彩から、受けたインスピレーションを、
人物のシルエットとバックグラウンドで置き換えている。

 リョウコ・カライガー



別室 EAST : 203 スペースでは、
フォトグラファー:リョウコ・カライガー氏の写真をご覧頂ける。




写真に収められた瞬間は、
どれもが平常運転の日常を切り取ったものである。

しかし、冷たい、ドライな感触。
つまりは、被写体を見定める視線が、
とても真っすぐで、揺るぎないのであろう。


「DSC_3429」


撮影時、自動的に付加されるファイル名が
そのまま作品タイトルに置き換えられている。
この写真が、データとして格納されるときに与えられた名前。

こんなところからも、鑑賞者は平静を取り戻すことができる。

歪な形の雲は一瞬だけを切り取られると、
岩石のような硬さを得たのではないか?と錯覚しそうになる。
それは白い山ではないか、と。

宙に浮かぶ巨大な白い山をなんとか飛び越える
白い飛行機とブルーバック。
飛行機だって大きいのに、自然には叶わない。
そんな想いがこの視点には、あるようだ。


「Gold」


実った稲穂、その光景を「黄金色」と呼ぶことがある。
色彩はもとより、その神々しい光景を尊び、
「黄金」と呼びたくなるのだと思う。

そう呼ばれた対象は、私達から距離を置いて、
その堂々たる姿で見る者を圧倒する。

圧倒されている間にのみ存在する、
黄金、ゴールドの雲。


テンプル大学ジャパン・アート学科
『シェード / ヒュー』
(テンプル大学アート学科 ワークショップ&ポートフォリオ・コースの展示)2015.11.28 - 2015.11.29

(ぱんだ)