油絵作品のリョウ ゼンピンさんと、アニメーション作品のリョウ ユキエさん。
台湾出身の姉弟による、『二人展』のご紹介です。
リョウ ゼンピンさんは画家として活躍中。
台湾でも何回か個展を開かれています。
現在は横浜在住で、今回の作品は日本の風景を描いたもの。
絵画と分かっているのに、写真のようで、でもどこかちがう。
筆のあとがまったく分からないほど美しく緻密に描き込まれた作品は、
絵画と写真のあいだを揺れ動く不安定な魅力をはなっています。
姉のユキエさんはゲームデザイナーのお仕事をされています。
今回は二人展ということで、コラボ作品を展示中。
■『雲の上』 リョウ ゼンピン
ゼンピンさんの『雲の上』という油絵作品は、ユキエさんの手により
『行方』というアニメーション作品に。
フラットな質感の絵画と、模様のように規則正しく動く手描きの鉛筆画。
異なる作風ですがお互いの世界観は壊さない、絶妙な力加減の作品。
一秒=約6枚のイラストで構成されているそうです。
果てしない枚数が必要です…
ちょこんと置かれた『おまけ』にも注目!
小さな画面のなかで自由に動き回るさまがかわいらしい。
初期作品や台湾で制作された作品などが収録されたゼンピンさんの
画集も見ることができます。
二人展は初の試みだというゼンピンさんとユキエさん。
コラボ作品もぜひ続けていっていただきたいです。
リョウ ゼンピン/ リョウ ユキエ 『二人展』 は5/10(日)まで開催中。
ぜひ、お見逃しのないように!!
☆今回ご出展いただいたスペースはこちら
WEST 1-A
DF STAFF nakagawa